日本一のみかん島、愛媛中島への旅

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日本一のみかん島、愛媛中島

中島夕焼け

愛媛県松山市。忽那諸島、中島。rassicの中でもたびたび紹介しているこの島は、島の住民のほとんどが柑橘農家。そんな中島は離島果実生産量が日本一。もちろん、そのほとんどが「みかん」です。たまに、畑の隅でキウイやイチジクなどを作っている場面にも出会うことがありますが、収穫期である晩秋から年末にかけては島一面、オレンジ色の点々に覆われます。これをひとつひとつ手作業でもいでいくのですから、みかんの収穫というのは本当に手がかかります。

みかんと言っても、温州みかんだけではありません。愛媛県を代表する柑橘、伊予柑や、今人気上昇中の春の品種も沢山生産されています。一周約25km、人口およそ3,000人。コンビニはありませんし、信号すら島に二カ所しかないような静かな島ですが、夕陽や海の風景は絶品です。さて、そんなみかんの島に行ってみましょう!

中島へ渡るフェリーに乗るまで

松山まではそれぞれお好きな交通手段で。
飛行機だと速いですね!ジェットスターだと成田発着ですがお安く行かれます。(時間が限られますので注意が必要)電車がお好きな方はゆっくり風景を眺めながら旅をするのも良いかもしれません。とても時間がかかります。車でしまなみ海道を通って景色を堪能するのも良いでしょう。という私はいつも夜行バスです。寝ている間に着くので、とても便利で時間効率が良いのです!新宿を21時半頃出発、渋滞などがなければ翌朝9時頃松山に到着します。

駅

松山に着きましたら、伊予鉄高浜線に乗って終点高浜駅へ。
松山市駅から直通です。東京・横浜からの夜行バスの場合は松山駅付近に到着しますので、大手町という駅から乗ります。とっても小さな駅なので、よく見ていないと見逃します。市電(路面電車)が走っているので、間違えないように注意!あ、それから、ここから先はコンビニがありませんので、コンビニに用事がある方はここで済ませておいて下さいね。

愛媛県高浜駅

伊予鉄で高浜へ。
とても小さな駅です。改札前に小さな売店があり、飲み物やちょっとしたお弁当などが買えます。
そしていよいよ中島汽船、フェリーに乗ります!
高浜駅前は、フェリーの乗り場。改札を出て横断歩道を渡ると右側にチケット売り場の小屋があります。結構ギリギリでも、切符さえ買えば待っていてくれたりします。
ここで大浦または神浦(こうのうら)行きの切符を買います。(西線の場合は西中港というのもありますが、大浦か神之浦に着くフェリーに乗れるとよいですね。)

中島汽船

フェリーで中島へ

中島汽船の出港

高浜港からフェリーに乗ります。三津浜からも乗れますが、駅から歩かずに済む高浜発をおススメします。大浦または神浦までフェリーで890円、高速船なら1590円です。浦港行きのフェリーに乗れば、忽那諸島の各島に寄りながらクルージングを楽しむこともできます。三津浜~高浜~睦月~野忽那~大浦と、小さな島々を巡り景色を堪能して下さい。みかん収穫の時期には、海にみかんが浮かんでいることもあります。運が良いと、スナメリに出会うこともあるかもしれません!
そうそう、フェリーの中で販売しているおでんが絶品です♪是非お試し下さい。
フェリーは朝早くから出ていますが、夜は遅くまでありません。19時すぎには最終便が出ますのでご注意下さい。

高浜港から約1時間(直線距離で約10km)、いよいよ大浦港に上陸です!港には循環バスが待機していて、これに乗れば大抵島のどこへでも行く事ができます。レンタサイクルもあります。ただ、車がないととても不便なのは事実・・・。島にいるNPO法人農音のメンバーを頼ってみてください。さて、そんな愛媛中島、過疎化高齢化が進み、只今移住者を大募集中。もちろん、ちょっと旅してみたい、そんな方も大歓迎です。
ぜひ一度、愛媛中島に遊びにいらして下さい。

中島みかん
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