生キクラゲの栄養やレシピのこと、吉村しいたけ農園さんに聞いてみます!

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キクラゲの旬は夏!

「キクラゲの旬がいつなのか」を考える前に、皆さんはキクラゲがキノコの仲間だということをご存知ですか?
ケヤキなどの広葉樹、とくに切り株や枯れた木などに生えやすいキノコなのです。寒い時期を除き4月頃から9月終わりくらいまで、比較的長く収穫できますが、旬は夏。今が一番美味しい季節です。皆さんが普段口にするキクラゲは、乾燥のものが多いと思います。乾燥のものなら一年中使えますね。ところが、生のキクラゲはまず食感が全く違います。今回は、先日登場した吉村椎茸農園さんの生キクラゲをご紹介します。吉村さんに、美味しい食べ方、保存の方法などを伺ってみました。

きくらげ-min

キクラゲの他のお野菜にはない栄養

キクラゲはビタミンDを沢山含んでいます。ビタミンDは、骨の形成に大きく役立つ栄養素です。一般的なお野菜にはビタミンDはほとんど含まれておらず、貴重な食材と言えます。骨粗鬆症の予防を始め、免疫力を高めたり、癌を予防してくれたり、現代人には欠かせません。更に、キクラゲは水溶性の食物繊維を豊富に含んでおり、排毒作用、整腸作用に優れています。
また、鉄分も多く含むため、貧血などの症状にはオススメです。さらに、鉄分はビタミンCと一緒に摂ると吸収が高まるので、お野菜をたっぷり使ったお料理にキクラゲを加えると効果的です。

生キクラゲのレシピ

キノコは種類によって、洗った方が良いものとそうでないものがあります。理由は、劣化が早くなる、風味がなくなってしまうなどですが、キクラゲは洗ってもそれほど劣化しないと言われており、この白い部分が気になる方もいるそうで、大抵は洗ってから出荷されます。気になる方は調理の前にもう一度洗っても良いでしょう。そして鍋に湯を沸かし、さっと30秒ほど茹でます。そしてすぐさま、冷水にさらします。

キクラゲ

ここまですれば、あとはどんなお料理にも使えます。この時点で水気をよく切り、容器に入れて冷蔵庫で保管すれば一週間くらいは美味しくいただけるそうです。
吉村さんのオススメは、シンプルに「わさび醤油」で、お刺身風に。私も早速いただいてみました。ぷりぷりの食感!これは乾燥のキクラゲでは絶対に味わえない美味しさです!

キクラゲアレンジレシピ

更にアレンジしてみました。
胡瓜の細切りとキクラゲの細切りを合わせ、豚バラ肉を茹でて冷水にさらしたもので巻き、わさびポン酢でいただいてみました。なんとなく直感で作ってみたこのレシピ、実は沖永良部島では一般的な食べ方だという説も!他の食材の味を邪魔せず、食感で美味しさUPの生キクラゲ。旬の夏に楽しんでみませんか?