国産ライムが愛媛県忽那諸島二神島から届きました。

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国産ライムを入手!ライムの産地とは?

愛媛県、忽那諸島二神島から無農薬のライムが届きました。
忽那諸島は日本屈指の柑橘生産地、そして二神島は日本一のみかん島、中島の南西側に位置しています。忽那諸島は温暖な気候と、日照時間の長さなど、地中海の気候によく似ており、柑橘の生産に適切な環境を持つ地域なのです。最近はよく国産レモンを見かけるようになりましたが、まだまだ国産ライムに出会うことは少ないのではないかと思います。

ライムの産地

ライムの産地は東南アジアやメキシコ、カリフォルニアなどが主で、日本で流通しているものはほとんどがメキシコからの輸入品です。国内ではダントツ愛媛県がトップ。しかしながら流通量は極少です。その希少な国産ライムをしかも無農薬で購入できるというのは本当にありがたいことですね!

国産ライムの生産者さんにインタビューしてみました

ライムの特徴

他の柑橘と比べて気を使うことはなんですか?
いちばんの特徴は「旬が短い」ことでしょうか。ライムの出荷時期9月から11月までの2ヶ月間に限られています。それに対して、消費者がライムを使いたいのはほぼ一年中ですからね!遅らく、消費者さんの中でライムの旬を把握しておられる方は極めて少ないでしょう。ライムは実が熟してしまうと香りも甘くやわらかくなってしまいます。やっぱりライムに求められるのは、青くてキリッとした若々しい風味ですからね。収穫してから、出来るだけはやく出荷するよう、鮮度に気を使っています。(ちなみに、ライムは旬を過ぎると他の柑橘と同様黄色くなります。黄色くなってしまうとライムとしての商品価値はなくなってしまいます。)

輸入のライムがほぼ年中出回っているのは、気候の条件に加えて、皮が厚めで冷蔵保存に向いているのです。それに対して国産ライムは、比較的皮が薄くて果汁が多い。なので、熟しやすい!出荷のタイミングや保存方法など、気を使わなければならないことが多くあります。

国産ライム

ライムの収穫は、ミカンや他の果物にはない特別な時間

ライムの生産現場で、楽しいことは何ですか?
一番の特徴は、収穫時の幸せ感!畑に入った時にはさほど気付かないけれど、一個ライムをもいだ瞬間に、枝の切り口からあの若々しい香りが「ふわっ」と立ち上がります。なんと、ライムって、枝や葉っぱをちぎった時に果実と同じ香りがするのです!(これは、レモンでも同様です)だから、収穫中は常にライムの香りに包まれながら。作業中ずっと幸せな気分にひたっていられます。これはミカンや他の果物にはない、特別な贅沢ですね!

ライム生産で大変だと思うことは?
そんな幸せなライムだけれど、粒がゴルフボールくらいとかわいい大きさ、なので・・・もいでも、もいでもカゴがいっぱいにならない。箱一杯収穫するのに、普段の倍以上の時間がかかります!あとは、その収穫後のライムの管理。先ほどのとおり、すぐに熟し易いので、出来るだけ低温でかつ光にあたらないで。それでいて、風通しもよい、という場所を倉庫に確保します。畑に残したライムも、天気によっては熟成が進むので、早く収穫してすぐに出荷したいという反面、出来るだけ畑に置いて長い間出荷したい、といったジレンマがあります。