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                      <title>rassic｜農を学んで食を知るちょっとおいしいwebマガジン</title>
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			  <title><![CDATA[毎年食べたくなる林檎作り／ 山形・長井市 横澤淳さん]]></title>
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			  <pubDate>2017-10-16 08:50:56</pubDate>
			  <description><![CDATA[<h2>りんご生産のピンチを乗り越えた先にあった大きな喜び</h2><p class="rassic">山形県長井市伊佐沢地区は果樹地帯です。この辺りは良質な土壌と気候、そして技術で春先のイチゴから始まり、サクランボ、大人気の西瓜や葡萄、林檎、梨、ラ・フランスといった果実が市場で高い評価を得ています。</p><p class="rassic">一方で、小規模面積で生産量が少ないため、産地としてあまり知られていません、まさに知る人ぞ知る産地です。地域の果樹農家さんは元気に頑張っています。しかし数年先はどこの農家さんも同じように、後継者の問題が出てきます。辞める人と新しい人がタイミングよく入れ替われたらよいのですが…果樹の栽培は最初の5〜6年は収穫が難しいため、新規就農の場合は準備期間がどうしても必要なのが悩みです。</p><img src="https://rassic.jp/wp/wp-content/uploads/2017/02/5525-c.jpg" alt="長井市でりんごを生産" /><p class="rassic">１月半ば。長井市は見渡す限り雪に覆われます。今年は珍しく３日で1m近い雪が一気に降りました。この豪雪は果樹に雪の重みで幹が裂ける、または枝が折れるなどの被害をもたらします。</p><p class="rassic">りんご園を営む横澤淳さんも、そんな雪害に気をもんでいる一人です。「この辺りの雪は例年少しずつ降るのですが、今年は予想外の降雪でした。折れてしまった木はどうしようもありません。被害がさらに大きくならないように最善の対策をするしかありません。」そんな中、インタビューを引き受けてくださいました。</p><p class="rassic">雪解けの遅れや低温は林檎の育成の妨げとなり、りんごの肥大への影響や収穫量減少が心配されます。例年なら、1月のこの時期は剪定作業の時期。だからこそ一刻も早く雪下ろしをしなくてはなりません。広い農園の雪下ろし作業は1週間もかかるのです。「やるしかない。」と事態修復に向けてがんばります。</p><img src="https://rassic.jp/wp/wp-content/uploads/2017/02/5525-b.jpg" alt="雪による農業への影響" /><p class="rassic">「思った通りに作物が成長してくれたときは最高ですね。」
そう話す横澤さんは厳しい表情から、頬を緩ませ穏やかな表情になりました。</p><p class="rassic">ピンチを乗り越え無事に実った林檎。色づき、大きさは適切か、傷はないだろうか…と細心の注意を払いながら収穫します。そして豊作を迎えた年は大変大きな喜びです。「この自然との闘いが仕事の難しさであり魅力です。安定していないギャンブル性もまた面白さであるかもしれませんね。」安定しているに越した事はないでしょう。けれど〝自然は人間より大きく尊いもの〟とありのままの自然を受け入れる、農家さんにはそんな生きる知恵があります。</p><h2>現状に甘んじない精神が農業を面白くする</h2><p class="rassic">横澤さんは就農35年目。10年前から剪定技術をさらに勉強するため師匠につきました。それから仕事が益々面白くなったそうです。剪定とは、それぞれの枝に十分日光があたるよう、林檎の木の成長する姿を見極めながら樹勢と剪定量のバランスなど考慮し不要な枝を切り落とす芸術的作業ともいわれます。１年の１番最初の作業であり、その年のリンゴの出来・不出来に大きく影響をおよぼす最も重要な作業です。学びは結果を表し、林檎が変わったそうです。</p><img src="https://rassic.jp/wp/wp-content/uploads/2017/02/5525-e.jpg" alt="りんごを作る" /><p class="rassic">「私たちはお客さんに喜んでもらえる商品にするために、作物の手助けをしているだけなんです。」
横澤さんが心がけている事―――
美味しい物をつくること。
毎年安定して生産すること。
お客様の笑顔を思って、高品質・安定生産を目指しています。</p><img src="https://rassic.jp/wp/wp-content/uploads/2017/02/5525-d.jpg" alt="りんご" /><p class="rassic">「あと何回収穫を体験出来るのか…仮に70歳でやめたとしたらたった15回だけなんです。」自然を相手に毎年一本勝負である林檎の栽培。なお一層、仕事へ意欲を見せます。</p><h2>山形・長井市で見せたい、小さな産地の心意気</h2><p class="rassic">林檎は1本の木に800～1000個程度成るそうです。その1個1個の林檎にきちんと日光が当たるよう繁る葉を摘み、状態を見つめながら赤く鮮やかで美しい色調でになるように育てます。「農業といってもひとくくりにはできません。果樹は特別手間ひまがかかります。」それでもやっていけるのは〝待っている人がいるから〟です。</p><img src="https://rassic.jp/wp/wp-content/uploads/2017/02/5525-a.jpg" alt="山形長井市でりんごを生産する"/<p class="rassic">横澤さんは直売所と、直販売をしているため、ほとんどが固定客だそうです。つまり〝顔の見えるお客様〟のために作っています。「今年も旨かったよ！といってもらえるのが一番嬉しい。やりがいがあります。」お客様の笑顔が横澤さんの情熱を駆り立てます。リピートするお客様にとって横澤さんの林檎はお墨付きの味。そこに密かに剪定技術の腕を上げ年々美味しさに変化が生まれているのです。毎シーズンお客様が楽しめる事はまちがいありません。お客様と横澤さんは、たとえ直接、会う事がなくとも林檎を通じて信頼関係と絆があります。</p><p class="rassic">「林檎の大産地である青森などにくらべるとここは大変小さい産地です。だからこそ負けないために美味しいものをより丁寧に作りたい。フジだったらしっかり蜜を入れて収穫します。実ったもの全てが美味しくなるように作りたいんです。」一つ一つ手塩にかけ、まるで我が子のように育てる林檎。これからも心を込めてお客様へと届けます。</p>]]></description>
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