中国からやってきた人気野菜「チンゲンサイ」

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シャキッとした歯ごたえと柔らかい甘みのあるチンゲンサイを氷水でキュッと冷やして、生で食べるとまた格別の歯ごたえが!そんなチンゲンサイで浅漬けを作ってみます。

チンゲンサイの豊富な栄養素は調理で吸収力をアップさせよう!

チンゲンサイといえば中国野菜でもっともポピュラーな野菜のひとつですね。いつでも手に入りアクもなく下茹の必要がないので使いやすい食材です。

中国原産の結球しない白菜です。国内での歴史は意外と浅く、日中国交回復の1972年に渡来してきました。淡白な味や食感は日本人の好みに合い、間もなく日本全国に浸透しました。生産の多い県は茨城県、群馬県、埼玉県、静岡県です。生育期間が短いため(種まきからおよそ40〜50日後)ハウス栽培のものは通年を通じて出回っています。品種には10cm〜15cmくらいの手のひらにのるくらいの小さいサイズのミニチンゲンサイもあります。

チンゲンサイには含まれる栄養素

豊富なビタミンの相乗効果で免疫力を高め、風邪予防や美肌効果も期待できる緑黄色野菜です。チンゲンサイに含まれるβ-カロテンは脂溶性ビタミン(水に溶けにくく油(脂)に溶けやすいビタミン)なので栄養の吸収を高めるには炒めるなど油と一緒にとるのがおすすめです。

ビタミン類が豊富!

美味しいチンゲンサイの選び方

大きなスプーン型の葉っぱが重なったようなチンゲンサイ。美味しいものは茎は淡緑色で茎の下部は幅が広く肉厚でツヤとハリがあります。葉の部分は緑色で瑞々しく幅広で丸みを帯びています。お尻の部分のハリと茎のくびれ、葉の上の方が開いた頃が美味しい収穫時期です。穫れたてチンゲン菜は氷水でキュッと冷やして、生で食べると…これぞチンゲンサイ!シャキッとした歯ごたえと柔らかい甘みは別格の美味しさです。茹でてもシャキシャキ感があり煮崩れしにくく、他の野菜とも組み合わせやすい食材です。

チンゲンサイの浅漬け

チンゲンサイというと、八宝菜や中華丼の具、クリーム煮…中華野菜の代表であるがゆえ、トリガラスープの素や香味野菜、合わせ調味料のあれこれを加えた料理になりがちなため、本来の味の出番は意外と少ないのではないでしょうか?

炒め物が一般的ですが、生のままで浅漬けにすれば箸休めの一品に。足し算を控えた調理にして、チンゲンサイって、こういう方向もありだったよね、と素材の持ち味を活かして召し上がってみてはいかがでしょうか?

材料

昆布は塩昆布やとろろ昆布、昆布茶でも代用出来ます。これらは塩分が含まれるので、塩の分量を調節してください。昆布があると野菜の旨味との相乗効果でまろやかな美味しさになります。

チンゲンサイ浅漬けの作り方

1.チンゲンサイをよく洗います。そして分解します。

2.チンゲンサイを切ります

ざく切りでもいいのですが、茎の部分は厚みがあるためそぎ切りにしました。そぎ切りにすると、断面が広くなるため味の含みがよくなります。

3.チンゲンサイ以外の調味料をボウルに合わせます

4.3の中に切ったチンゲンサイをいれ、和えます

5.容器やフリーザーバックにいれて30分〜冷蔵庫で寝かせます。

唐辛子の輪切りをいれると、またひと味変わります。和の料理にも合う中国野菜。和食×チンゲンサイもお試しください!