キウイが固いとき、甘くするにはりんごを使う!

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キウイとリンゴの不思議な関係

トロピカルフルーツのイメージが強いキウイですが、国内で作られるキウイの旬は冬から春、まさにこれから収穫時期をむかえます。キウイは木になっている状態では熟さないため、収穫したてのキウイはまだまだ実は固い&酸っぱくて美味しく食べることは出来ません。収穫後、時間をかけて追熟させ、ようやくスーパーの店頭に並びます。

キウイ

キウイには、ビタミンC・ビタミンE・葉酸・食物繊維・カリウムが豊富です。この時期、風邪予防のためにも積極的に摂りたいフルーツですね。また、たんぱく質を分解する消化酵素の作用で、消化を助ける効果も期待出来ます。

買ったばかりのキウイが固い時はりんご

収穫後、追熟させて流通させるキウイですが、店頭に並ぶものは食べ頃よりも少し前、まだちょっと固い…というものがほとんどです。中には数日おいてもなかなか柔らかくならず、食べ頃にはほど遠いものも。買ってから出来るだけ早く、美味しくキウイを食べたい!そんな時にぜひ用意して欲しいのが、リンゴです。でも、一体どうしてリンゴなのでしょうか?ここにはリンゴとキウイの不思議な関係があるようです。

キウイとりんご

まず、ビニール袋を用意し、その中にキウイ数個(4~5個くらい)とリンゴ1個を一緒に入れて、袋の口を閉じて、冷暗所に置いておきます。すると、キウイの追熟がぐんと早まるのです。どうしてリンゴとキウイを一緒に入れておくと、キウイの追熟が早まるのか?それは、リンゴから出る、ある物質による作用なのです。

キウイの追熟

追熟の秘密はリンゴのエチレンガス!

エチレンガスは野菜や果物など植物が自身で作り出す植物ホルモンの一種であり、名前の通り気体(ガス)です。エチレンガスは植物の一生に渡って様々な働きを担っており、例えば、発芽を促進したり、開花を抑制したり、果実を成熟させたりするのです。その中でも、リンゴは大量のエチレンガスを放出します。そのため、リンゴと一緒にまだ固いキウイを入れておけば、リンゴの出すエチレンガスの作用で、キウイの成熟が進み、早く熟するのです。

買ってきたキウイが固い…、固いキウイしか売ってない…そんな時もリンゴと一緒に保存すれば数日で美味しい食べ頃キウイになりますよ。とっても手軽なのに効果抜群!ぜひ、試してみてくださいね。