米味噌と麦味噌の違い
スーパーの味噌売り場には、パッケージも量も様々な沢山の味噌売られています。
米味噌と麦味噌ってどう違うの?
ほとんどが米味噌だけど、麦味噌だとどんな味になるのかな?
味噌を買う際に、こんな感想をお持ちの方も多いのではないでしょうか?米味噌、麦味噌、豆味噌の違いをきちんと知った上で、味噌の売り場を眺めてみると違った見方が出来、味噌を買うことが楽しくなります。
そもそも、米味噌と麦味噌だからと言って、原材料が米と麦ではありません。味噌は大豆と麹と塩を混ぜ合わせるのですが、この麹の部分が米麹か麦麹かで、米味噌と麦味噌に分かれます。
麦味噌の最大の特徴は「麦の香り」
麦味噌と米味噌の最大の違いは、麹の違いから来る「香り」の違いです。
ほとんどの麦麹の原料は大麦ですが、非常に香りが良い穀物として有名です。そのためお味噌汁にした際は、麦のいい香りが漂います。
また、米味噌で作ったお味噌汁はお米特有の甘みと体が温まる感じがします。
一方で、麦味噌は米味噌と比べると塩分も低く、麹を使う割合も大きいため、お味噌汁の味わいが非常にあっさりします。麦味噌が多く消費されるのは九州地方や四国地方など温暖な地域に偏りがみられるのも関係があるのかも知れません。薩摩味噌や長崎味噌など麦味噌の有名なブランドも九州に多くあります。
麦味噌でお味噌汁を作る時は、味噌こしを用意!
麦味噌を味噌汁に使うときは味噌こしが必要になります。味噌をこすことで麦の黒い部分(麦の繊維=黒条線)が取り除かれ、まろやかな味わいになります。味噌こしに馴染がない地域もありますが、美味しいお味噌汁を作るには必須のアイテムです。