ゴーヤの苦味!どうやったら、和らぐの?

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全国区の野菜になったゴーヤ。苦みが苦手な方も多いのではないでしょうか?苦いイメージのあるゴーヤのワタのことから、苦みのやわらげ方をお伝えします。

ゴーヤの苦味の和らげ方をご紹介!

学生時代、貧乏旅行で沖縄を旅した時に、西表島の食堂で初めて食べたゴーヤチャンプルーが今でも忘れられません。最近では本州でもすっかりメジャーになったゴーヤ、夏を代表する野菜の1つです。夏バテ予防にピッタリの栄養豊富なゴーヤですが、苦味が苦手と言う方も多いのではないでしょうか?そこで今回はゴーヤの苦味を上手に和らげ、美味しく食べる方法をご紹介します。

ゴーヤのワタは苦くない

沖縄を舞台にしたドラマが流行ったことをきっかけに、ゴーヤが全国的にもメジャーな野菜になりました。しかしながら、あの独特な苦味が苦手であまり好きではないと言う方は、子どもに限らず多いのではないでしょうか。ゴーヤが好きな人にとってはあの苦味が美味しいのですがね。

ゴーヤの苦味と言うと、種のまわりの白いワタの部分が苦いと思っている方が多いのではないでしょうか?

じつは、ワタの部分はほとんど苦くありません。実際に生のままのワタを食べてみてもほとんど苦くありません。では、どの部分が苦いのか?外側のイボの部分もかじってみても、それほど苦くはありません。あちこちかじった結果、実の内側よりの部分が特に苦いようですね。

せっかくの苦味、あまり抜きすぎても美味しく無くなってしまいます。そこで、苦手な方も食べやすくなるように、栄養も損なわないように苦味を和らげる方法をご紹介しましょう。

ゴーヤの苦味のやわらげ方

基本的な方法は以上ですが、あえ物などにする場合には茹でるとさらに、苦味が抜けます。炒め物にする場合には、茹でると食感が悪くなるのでそのまま調理した方が良いでしょう。豚肉などの旨味や脂分と炒めることによって、苦味を感じにくくなります。シャキシャキ感が無くなるくらいまでよく炒めると、ほとんど苦く無くなりますよ。

そもそも苦くないゴーヤって有るの?

ゴーヤと一口に言っても色々な種類があります。最近よく見かける、ズングリムックリとしたアハシゴーヤや、ちょっと珍しい白いゴーヤなどは苦味が少ないです。また、熟れて黄色くなったゴーヤも苦くないので、少し熟れ気味のゴーヤならば苦味もマイルドです。試してみるのも良いかもしれませんね。

ゴーヤは加熱しても壊れにくいビタミンCが多く含まれます。ワタの部分には実の部分よりも三倍も多くのビタミンCが含まれるそうです。夏バテ予防にぴったりなゴーヤ。栄養も損なわないように、上手に美味しく食べたいものですね。

文、写真 有限会社榎戸園 榎戸芳