1月から2月にかけてが旬!いちご狩りのポイント

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いちご狩りのポイント

苺に真っ赤な愛情を注ぐいちご農家さん

愛知県岡崎市の苺・なす農家「伊藤園」伊藤吉孝さんは、夏には苺でつくったシロップでかき氷も販売して大盛況!今後の展望は「自分のつくった苺でスイーツができること」「いちご狩りをできるようにすること」だそう。農業のこと、その先の地域活性のこと、またご自分の息子さんが障害を持たれていることから、農業と障害者の視点からもたくさんの取組みをされています。お店には障害者の方々がつくられた絵や陶器がいっぱい。カラフルな店内に行けば、元気がもらえます。

伊藤園さんの障碍者が書く絵

いちご狩りで美味しい苺を選ぶキホン

いちごの栽培

伊藤さんに7つのポイントを伺いました。是非参考にしていちご狩りを楽しみましょう。

美味しい苺の時期
苺は寒い時期1月~2月が美味しい時期です。寒さでじっくり育った苺は糖度が増します。

完熟苺を選ぶ
もちろんですが完熟苺が美味しいです。へたのところまで赤く熟した苺を選んで食べます。

奇形果もねらい目
一般的に小さくて形の悪い苺は口にしませんが、首のしまったひし形の苺や平たい完熟苺も美味しいです。

栽培方法で味は変わります
一般的にいちご狩りで多いのは高設栽培ですが、昔ながらの土耕栽培の方が美味しい苺が食べられるかも!?

高設栽培とは?:地面より高い位置に棚を組み、苺を栽培する方法。収穫しやすくいちご狩りがしやすい。
土耕栽培とは?:昔ながらの栽培で畑のように土に根をはり栽培する方法。いちご狩りはしにくい。

いちごの食べ方にもちょっとしたポイント

苺の食べ方
苺は先の方が甘く、へたの方が味が薄いとされています。通の食べ方としてヘタから食べるといいますが、生産者としては甘い先の方から食べてほしいと思います。

ハウスの奥の方に美味しい苺があるのでは?
いちご狩りでは入口付近の美味しい苺は食べつくされているのではないでしょうか?先ずは奥の方から美味しい苺を探すといいと思います。

午前中の苺が美味しい
午後からはハウス内の気温も上がり苺がなまぬるくハリがありません。午前中の方が苺にハリがありシャキッとした歯ごたえがありフレッシュです。

美味しいいちごは午前中がおすすめ

品種や育て方によって味も変わる!
伊藤園さんではおいしい苺をつくるために、有機肥料や微生物を使い、「紅ほっぺ」「とちおとめ」を栽培されています。
・紅ほっぺ:そのまま食べておいしい。味のバランスが良く、大玉がとれる。
・とちおとめ:実がしっかりしていて、酸味がある。ケーキ・いちご大福に合う。

などどう食べるかによってもどの品種が良いかが変わってきます。また、有機栽培など農家さんごとの育て方によっても味が変わってきます。まずは、1~2月に旬の苺を求めて、いちご狩りへ出かけてみませんか?
農家さんに出会い、農家さんに直接どんな苺の品種があり、どのように愛情を注いで育てられたのか聞いてみてください。きっと農家さんの想いを伺って食べれば味も格別です。もちろん伊藤園の苺は絶品です。是非伊藤さんにも会いに出かけてみてください!いちご狩りはまだできませんが、苺の販売は店頭にてされておられます。

伊藤園さんのいちご

文: 松田悠/地域環境学習コーディネーター