ニューサマーオレンジの食べ方は香りで味わう春野菜との共演!

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意外と知らない?ニューサマーオレンジ

サマーオレンジの剥き方

みずみずしい若葉、優しいもえぎ色があちこちで見られる季節になりましたね。 風も緑も爽やかな季節の変わり目には、香りと味覚で心も身体もリフレッシュしませんか?静岡県や愛媛県が特産の「ニューサマーオレンジ」は、宮崎県産は「日向夏」、高知産では「小夏」と呼ばれ、その土地に応じて呼び名が変わります。歴史は古く、江戸時代までさかのぼりユズの血を引いていると考えられています。4月から6月にかけて収穫される爽やかな酸味とほのかな甘みが特徴の果物です。

白いワタが美味しい 皮を薄く薄〜くむくことが秘訣

初夏のオレンジ初夏のニューサマーオレンジ

食べ方は、なんと…りんごと同じなのです!もちろん、みかんのように手で皮をむいて食べても良いのですが、白いワタは「アルベド」と言って、苦みがなくふわふわとして甘みがあるので、果肉と一緒に食べるととっても美味しいのです。食物繊維もたっぷりで、カリウムが豊富なので、整腸効果・高血圧予防やむくみ解消などにも役立ちます。薄くむくために、ピーラーを使うのも手ですよ。

意外!醤油と相性が良いのです

オレンジ

驚くことに宮崎県では、醤油で味わうことがポピュラーだとか!早速試してみました。ドキドキ…白い甘みのあるワタと酸味のある果肉に醤油をたっぷり付けると、これは! お醤油に深みが出てまろやか。旬のクレソン、スナップエンドウ、柑橘系と相性の良いハーブ類、好みのお野菜をたっぷり使って 醤油だけで、和風サラダを作ってみました。すっきりとした甘みのニューサマーオレンジと醤油の組合せ。旨味と酸味が口の中で出逢い、春野菜の食感と香りが鼻から抜け、なんとも言えない爽やかさです。そうそう、ワタも甘いニューサマーオレンジの皮は、捨てずに砂糖煮を作っておくと 角煮などにも使えて便利ですよ。

(文・写真/正野美雪)

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