失敗しない!美味しい「とうもろこしのゆで方」

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今回は、とうもろこしの甘さを最大限に引き出す「茹でとうもろこし」のコツを、香川生産者臼杵英樹さんに教えてもらいます。とうもろこしのゆで方を下処理からゆであがりまでおさらいします。

美味しいとうもろこしの見分け方

6月に入って、とうもろこしの姿を見る機会が増えましたよね。とうもろこしは6月~9月中旬、夏から初秋にかけて収穫されます。とうもろこしは鮮度が落ちるのが早い食材です。収穫してから時間が経つごとに甘味が減っていきます。ですので、購入したらすぐに調理したほうが美味しいまま食べれるということになります。風味が変わるのを防ぐため、購入の際は皮を残したままにしましょう。

とうもろこしを茹でる下処理

準備するもの

茹でるとおいしいとうもろこしの選び方
美味しいとうもろこしは採れたての物を選ぶこと。鮮度の違いは皮の色で見分けられます!皮が鮮やかな緑色のものを選び皮付きのまま購入することも忘れずに。とうもろこしのひげはひとつひとつ粒とつながっているので、ひげが多いものは粒も多い。ひげの色も、茶色くなると完熟の証ですので、先が茶色くなってきているものがいいですね。あとはふっくら、ずっしりしているものを選びましょう。

とうもろこしのゆで方

1.下処理したとうもろこしを準備します

2.お湯を準備します

水を鍋に入れて、強火で沸騰するのを待ちます。水の量はとうもろこしと鍋の大きさで判断します。目安はとうもろこしが水(湯)に浸される程度。とうもろこしが浮いてしまうようであれば落し蓋をするとよいです。

塩加減のコツ
塩は2%弱(大さじ1)程度がオススメ。塩をたくさん入れて甘みを引き出す方法もありますが、とうもろこし本来の味を感じたいので塩は控えめをオススメします。

3.沸騰したお湯にとうもろこしを入れる

沸騰したお湯に塩を入れてから、薄皮1枚つけたままのとうもろこしをそのままお湯の中に入れて10分茹でます。薄皮を残すことで、とうもろこしの甘味旨味が逃げません。とうもろこしが浮いてしまうようであれば落し蓋をするとよいです。

4.余熱で蒸らします

火を止めて、そのまま10分余熱で蒸らします。このときほんのり塩味がとうもろこしにつきます。

5.お湯を捨てて、冷めたら完成

とうもろこしを水からゆでるポイント
とうもろこしを水から茹でるときは、少しだけゆで時間を短くします。水からゆでることで、とうもろこしが水分を含んで、さらに柔らかくジューシーになります。新鮮なとうもろこしが手に入ったら、茹で時間を5分に短縮!とうもろこしのシャキシャキっとした食感を楽しむことができます

茹で上がったとうもろこしの保存法

茹でたとうもろこしは早めに食べることが一番!ですが、たくさん頂いてしまったり、安くてたくさん買いたい、ということありますよね。その場合は一気に茹でてしまって、熱いうちにラップに包んで、熱が冷めたら冷蔵庫へ入れましょう。3日ほど持ちます。

どうしても茹でる時間がない場合は新聞紙を巻いて野菜室へ。生のままで3日ほど持ちます。冷凍する場合は、気持ち固めにゆでて実だけ取ります。袋に入れて、冷凍庫へ入れます。とうもろこしが美味しい季節、より美味しくとうもろこしを楽しみたいですね。

とうもろこしご飯の作り方、夏の香りを召し上がれ!

文/ひださとこ