かぶせ茶本来の旨味を一煎目で味わうカフェ

お茶農家の古民家カフェができたきっかけとは?

四日市市水沢町にはかぶせ茶の茶畑があります。茶畑近くの古民家カフェは、有限会社マルシゲ清水製茶が営むかぶせ茶カフェ。「近くでお茶を買えるお店がない」「かぶせ茶が飲めるお店があったら良いな」といった地域の声に応える形でスタートしたお茶農家のお店です。

カフェのオーナーである清水加奈さんはお茶農家の3代目、25歳でお茶農家となり、ご両親と共にご夫婦でお茶の栽培をしています。かぶせ茶は名前の通り、刈りとる前に黒い覆いを被せたお茶のこと。一定期間だけ日光をさえぎることで、茶葉の色や風味が変化し、渋みを抑えて甘みを引き立てたまろやかなお茶になります。

お茶農家だからこそできる品種ごとの飲み比べ

育て方は同じでも、品種が違うと味が異なります。「自園は小さい茶農家なので、畑ごとに品種をわけて栽培し、加工することができるので、品種ごとの味を楽しんでもらえます」とかぶせ茶ことを楽しそうに話す清水さん。

カフェメニューには「のみくらべ膳」などもあり、いろいろな品種のお茶を急須で淹れて味わうことができます。「カフェで使用している急須は萬古焼です。同じ市内にお茶と急須の産地があるのはめずらしいんですよ」と教えてくれました。この地でお茶文化が長く続いてきたことを表しています。

かぶせ茶の味わいを存分に楽しめる手摘み体験

清水さんがカフェで出す一煎目は、かぶせ茶の味を感じてもらいやすくするため、ぬるめに淹れたものを出しています。二煎目以降は、温度が低いと甘みが出て、温度が高いと渋みが出せるといった法則を説明し、好みの飲み方でお茶を楽しんでいただけます。4、5月は新茶の時期。2週間限定で行う手摘み体験では、新茶とお菓子のセット付で、手摘みした新芽を天ぷらにしてその場で食べる体験もできます。

カフェ営業日にはいろいろな品種のかぶせ茶を購入することができます。家庭で飲みやすいようにテーパックもありますので、まずは手軽な方法からかぶせ茶をぜひ飲んでみてください。

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