花々によって香りも味も異なるはちみつを味わう九華はちみつ

桑名市の天然記念物の木から生まれたはちみつ!

桑名市には市の天然記念物「クロガネモチ」という木があります。縁起の良い木として古くから神社仏閣や各家庭で植えられてきたクロガネモチの木から徒歩数分の場所に株式会社舘養蜂場本店はあります。クロガネモチにはお金持ちになれるといった意が込められていることなどから、舘養蜂場では、採れたはちみつに「福来花(ふくらしはな)」と名付けました。

代表の舘さんは4代目にあたります。初代松次郎さんが大正元年に三重県で創業してから現在まで100年ほどの長いあいだ、良質な国産はちみつを採取してきました。日本の養蜂は花の蜜を種類分けして採取する「単花はちみつ」が特徴。「その花100%まではいかなくても80%以上を求めています。」と舘さんは話します。

地名から名付けられた「九華はちみつ」へのこだわり

舘養蜂場では、地元桑名(くわな)の名を大切に想い、元々桑名城跡を九華と書くことから、四季折々の花々を九つの華にたとえ「九華(くわな)はちみつ」と名付け製造・販売しています。現在では三重県産の福来花、芳春の百花蜜をはじめ、北は北海道まで移動し、単花はちみつにこだわり採取しています。九華はちみつには6種類のレギュラー商品とその年に採れた四季の一品として限定品(3種類程度)があります。

地元の魅力を広めるために奮闘している舘養蜂店

舘さんは現在二人の息子さんといっしょに、以前からのお客様を大切にしながら、地産地消という言葉にもあるように、地元を基盤に三重県産はちみつの魅力を伝えるため、県内や近隣県での取り扱いを増やしながら、広くお客様に届けていこうと動いています。その一環としてふるさと納税返礼品もスタートしました。

試食を気軽にしていただけない外部環境はまだ続いていますが、四季折々の花々から採れる香りや味の違いを、九華はちみつを通じて知っていただけるように、地元での販売や、各地で開催されるマルシェなどにも参加しています。ぜひ一度、香りや味の違いを確かめに来てください。お待ちしています。

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