桶で菌の力を利用してじっくり熟成する、まろやかな「MIKURA酢」

三重県のほぼ真ん中に位置する多気町にある「癒・食・知」を軸とした日本最大の商業リゾート「VISON(ヴィソン)」。和ヴィソンと呼ばれる、味噌・醤油・みりん・酢の建物が並ぶ一角にあるのが、酢を木桶で製造する設備を併設したアンテナショップ「MIKURA Vinegary」です。「MIKURA」には、店が提案する「健康で快適な美しい暮らし」の「美(MI)」「暮ら(KURA)」の音が重ねられています。

木桶で醸された酢の魅力とは?

ここで販売されている「MIKURA酢」の特徴は、木桶で自然の力と時間をかけてお酢を醸す製法と三重県産の原料。この伝統的な手法では一度に出来る量は限られます。その分、菌が自身で働く木桶で醸すので、速醸法の酢に比べて酸による刺激が少なくまろやかな口当たりになります。またじっくり時間をかけて熟成するため、芳醇な香りが特徴になっています。原料として使用する玄米や酒粕は、同じ多気町から仕入れています。

「MIKURA Vinegary」の人気商品!

お店の人気商品「朱音(AKANE)」の原材料(三重県製造酒粕)には3年超の酒粕を使用しています。熟成した酒粕を使用することで色と香りが濃厚なのが特徴です。店舗スタッフから「ドレッシングにはもちろん、火を通しても酸味が程よく残るので煮物の隠し味にもよく合います。朱音の酸味が強く感じる方には、炭で濾過してマイルドになった白酢の『月下(GEKKA)』がおすすめです」と、商品の使い方や違いについても教えてもらいました。「MIKURA Vinegary」では、3台の木桶で「朱音」を仕込んでいるので、店に1歩踏み入れると、芳醇のお酢の香りが漂っています。

本拠地である三重県南牟婁郡御浜町で多気町産玄米を原料に、木桶で「静置醗酵法」でゆっくり時間をかけて仕込む玄米黒酢「玄(SHIZUKA)」も「朱音」と並ぶ看板商品です。その他、赤酢と黒酢に三重県産果物の果汁を中心にブレンドした「&vinegar」シリーズもあり、三重県産いちじくペーストをプレンドした「&vinegar いちじく」が1番人気だそう。また、人工酸味料を使用せず、クエン酸の変わりに黒酢を使って作った「ラムネ」もお土産として好評です。

店内では、ドリンク・ソフトクリームや、季節ごと変わるフードメニューをテイクアウトができ、ワークショップなども随時開催しています。

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