長い歴史に裏付けられた信頼の味を守り続ける茶問屋のこだわり

松阪駅から徒歩数分の場所にある「茶遊膳 茶重」は、文久3年(1863年)創業の茶問屋「茶重商店」のお店。2代目伊之助氏は大正、昭和と南伊勢市場仲買人代表として、伊勢茶の普及に尽力した人物。お店の名前の由来は、お茶の「茶」と、初代の名前「重助」の「重」から名付けられており、現在6代目となる塚本泰弘氏が代表取締役となり、代々、お茶の栽培や製造を続けています。

茶葉の栽培から焙煎までこだわりつくしたお茶

取り扱っているお茶は、70年以上契約している茶農家さんから、毎年同じ茶園の同じ木から採取した茶葉を納品していただき、委託先で仕上げ、自社でブレンドして商品化したもの。2、3日に1度は茶園を訪れ、採取時期、蒸す秒数を調整します。農作物なので天候などにより、葉がすごくたくましく育っている年もあれば、日照時間が短いことで小さく育ってしまう年もあります。毎年異なる茶葉と向き合い、蒸し時間や火入れの焙煎の温度も1度単位で指示を出しながら、同じ味にしていきます。

三重県の異なる環境で育ったお茶を楽しめる

三重県では北と南で作っているお茶が異なります。北は鈴鹿山脈があり、なだらかな伊勢平野では一日中光が届く環境。お茶は、太陽の光を浴びることで甘み成分が渋み、苦み成分に変わっていく、そのため渋みを抑えるために覆いを被せる。それが「かぶせ茶」と呼ばれています。逆に、松阪のお茶は山間部で作っているので、一日の日照時間が短く、ゆっくり育つことで、葉っぱもたくましく育つ。その葉っぱから成分を抽出したときに、長時間蒸すことで、中の細胞を壊して深蒸し煎茶となります。三重県内だけでも産地の環境で違う味のお茶を楽しんでいただけます。

手軽に本格的な日本茶を楽しめる「Leaf Tea Cup」が好評

1年半前から発売開始した「Leaf Tea Cup」は、手軽に飲んで本来の日本茶の味を知っていただくために開発した商品です。お茶の味が気に入ったら今度は急須で飲んでいただくという中間的なツールとして企画した商品。紙コップの中に茶葉が入っており網タイプの蓋がかかっています。インスタントラーメンと一緒で、お湯を注いで飲むだけ。飲み終えたら、二煎目、三煎目もお湯を追加するだけで楽しめる商品です。ぜひ伊勢茶の味をお試しください。

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