300日の幸せたまごってなんだろう?
豊かな自然の中で育まれるたまご
鈴鹿山麓の空気が澄み渡るここ川北地区には、昔から数多くの養鶏農家が存在しています。そんな中でも、エッグハウス川北は養鶏農家では珍しく鶏をヒヨコから育成しています。澄んだ空気と山からの地下水と言う最高の環境で、愛情込めて育てることで鶏はストレスなく、すくすくと健康に育ち最高に美味しいたまごを産んでくれます。そんなこだわりの産みたてたまごを毎日新鮮に提供してくれる場所が、このたまごの専門店、エッグハウス川北です。
「たまごジャム」や手作りスイーツも人気!
エッグハウス川北の歴史はおよそ30年前から。現在取締役の川北優介さんは10年程のサラリーマン経験を経て、社長である初代のお父様から養鶏場のノウハウを受け継ぎ、現在の様なスタイルの直売所を数年前から確立しました。奥様が料理専門学校出身だったこともあり、シフォンケーキやプリン等を一つ一つ機械を使わず手作りし、店頭やオンラインで販売し大好評を得ています。中でも「たまごジャム」はご夫婦で試行錯誤を繰り返してできた逸品。TVやメディアで紹介されたこともあり、大人気の商品です。プリンはトロトロのものと固めの2種類があり、どちらも濃厚で思わず「美味しい!」と頂いたその場で声が出てしまいました。
たまごかけご飯に合う川北さんの卵を味わおう!
直売所ならではの新鮮な商品が沢山並ぶ陳列棚。初めて産んだ小さな「初産たまご」や初産後に高い確率で産まれる「双子たまご」、「ジャンボたまご」など専門店ならではの商品が沢山目に入ります。川北さんのお母様は、目の前でたまごを手に取った重さや感触で「双子たまご」を次々と分別されていきます。正に職人技の賜物ですね。目を引くのはたまごジャムにも使用されている「300日の幸せたまご」。通常の倍以上の広さで飼育し、生後300日までに産んだ厳選したもの。通常は生後150日くらいからたまごを産み始めるので、計算すると1羽から150個しか採れない全体の数%の貴重品。濃厚で甘味と旨味が強く、後味も良くぷりぷりなのが特徴です。たまごかけご飯で頂いたら白味特有の生ぐささが一切なく、黄身が濃厚で甘くて最高のご馳走になりました。
生き物を扱っているので365日、全くお休みがないそうですが、川北さんは毎日が楽しくて面白く、サラリーマンの時のように「仕事をしている」と言う感覚ではないそうです。これからはカフェを併設し、そこに地元や他の地区からも人に集まってもらうのが目標。たまご好きな人はもちろん、そうでない方にも皆に美味しく食べられるようなものをこれからもどんどん作って発信していきます!と力強いメッセージを頂きました。