驚きの甘さと鮮やかさを奏でる「小さな赤い果実」とは

津市の北西部、芸濃町椋本(げいのうちょうむくもと)の平野に、突然背の高いハウス群が現れます。ここはAZUMA FARM三重の高品質ミニトマトを育てる最新鋭の植物工場。このオランダ式のハウスは3棟からなり、合わせて約2.4haもの広さを誇ります。実際目の当たりにすると、青空を突き刺すようにそびえたつその姿に圧倒されます。

消毒をし、靴を履き替え、厳重に閉じられたビニールハウス内にお邪魔すると、まず青々とした瑞々しい葉っぱと、真っ赤なミニトマトのコントラストに目を奪われます。そしてほんのりと甘い匂いと温かい空気に、自然光の中で育っているミニトマトの力強さを感じることが出来ます。「ハチがいるけど、何もしなければ刺さないので大丈夫ですよ」と案内してもらい、ハウス内を観察。なんとミツバチによって受粉作業が行われているそう。また複数のセンサーを⽤いて、温度・湿度や⽇射量などの外部環境と施設環境をリアルタイムで監視。この様にここAZUMA FARM三重は、太陽光やミツバチを使った自然の力と、最先端の技術力の合わせ技により、安心安全で美味しいミニトマトが生育できるよう、最適な環境にコントロールされています。

元々は東(あづま)海運株式会社と言う東京にある大手の海運会社。社員による「新規事業提案に関するコンテスト」により、コンテナを利用した植物の生産という提案のもと、着々と準備が進められました。コンテナ利用での生産は難しいものの、ミニトマトの栽培について具現化すべく検討が進められ、2017年に大規模植物工場として新規事業「AZUMA FARM三重」が本格的に開始されます。実際の収穫作業、選別作業、パッキングはパートさんの手作業で行われます。100名近い登録者がおりますが、カラーチャート等で収穫基準を決めており、クオリティコントロールがしっかり徹底されて厳しい品質基準が守られています。

代表的な自社ブランドのフルーツミニトマトである「あづまこべに®」。東海運の「あづま」と、「小さな赤い果実」から名付けられました。まるで赤い宝石のように艶やかで、糖度は平均8〜9度。普通のミニトマトが大体6度くらいなので、どれだけ甘いのか数字だけでも想像できますね。緑から黄色、黄色から赤へのグラデーションで鈴なりになっている姿は、まるでデザインされた美術品の様です。

日々変化を続ける農業を取り巻く環境。しかしその変化にも柔軟に対応し、地域で愛される職場を目指してこれからもミニトマトの生産に真摯に向き合って行く、と言う思いを伝えて貰いました。そして「わくわくできる毎日が未来へ」と言うキャッチフレーズのもと、確かな物づくりは勿論、スタッフが安心・安全に働ける職場づくりにも神経を注ぎます。これからもずっとこの温かい気持ちを持って、AZUMA FARM 三重は私たちの食卓に愛情たっぷりの「小さな赤い果実」を届けてくれることでしょう。

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