まちづくりを進める中で誕生したお茶香る「お茶のぶさんのかりんとう」
いなべ市オリジナル!「お茶のぶさんのかりんとう」
三重県いなべ市で令和3年10月に発売を開始したオリジナル商品「お茶のぶさんのかりんとう」は、鈴鹿山麓の恵まれた自然環境を活かし、古くから生産されている石榑茶(いしぐれちゃ)を使用したお菓子。石榑茶は文化庁が認定する全国各地の100年フードに選ばれるほど長年地域で親しまれているお茶です。
石榑茶は、独特の甘みや旨味を引き出すために、収穫前の一時期だけ黒い布などで日光を遮り栽培するかぶせ茶の品種。その石榑茶をふんだんに使って製造する「お茶のぶさんのかりんとう」を企画販売しているのは、「一般社団法人グリーンクリエイティブいなべ」の桑嶋幹人さんほか数名のスタッフ。桑嶋さんはいなべ市役所の職員として、地域資源をカジュアルに活用しながらまちづくりを進める活動をしています。
「お茶のぶさんかりんとう」ができるまで
「お茶のぶさん」として地域の方々から親しまれている大安町にある茶園「マル信緑香園」さんの石榑茶をパウダーにしたものを使用し、かりんとう製造は連携事業を行っている東近江市内企業とのコラボで実現しました。試食を重ね、しっかりとお茶の風味が感じられる濃い味つけを選択。濃くすることで渋みが強くなると心配もありましたが、特徴を際立たせるため甘さを抑え「濃味」と打ち出しました。
いなべ市役所「にぎわいの森」で味わってみよう
いなべ市を知っていただくときに「お茶の町ですよ」と口で言うよりは、「お茶のぶさんのかりんとう」を食べていただくことでストレートに伝えることができるようになりました。「オリジナル商品は大事ですね。」と桑嶋さんはいいます。市役所の敷地内にある「にぎわいの森」ではかりんとうと一緒に石榑茶も並んでいます。ぜひ一度いなべ市役所「にぎわいの森」を訪れてみてはいかがでしょう。