香りとピリッとした辛味が人気のルッコラ
いつの頃からか、バジルと並び定番のハーブとなったルッコラ。「ゴマのような香り」と表現される奥深い香りと、ピリッとした辛味が特徴的です。ルッコラはプランターでも育てることができるので家庭菜園でも人気です。ベビーリーフの中にも入っているように、小さくてもルッコラの風味があるので、若いうちに収穫して他の野菜に混ぜるだけでもサラダにアクセントをつけることができます。
農家さんの「ちょっとした!?」貴重なお話
兵庫県加古川市で水菜やルッコラを中心として生産されている株式会社LEADの都倉貴博さんを訪ねました。
ハウスには順次収穫できるよう成長段階の異なる葉野菜が育ち、一面鮮やかな緑色が広がります。ハウスの中でぐんと成長して背の高い畝を見つけたので「こちらは?」と尋ねると「収穫を終えたルッコラです。つぼみがついているでしょう?実は、つぼみも食べられるんですよ。」と都倉さん。
つまんでみると、甘みも香りも歯応えもあっておいしい!驚いている間に手のひらいっぱい摘んで持たせてくださいました。農家さんの「ちょっとした」お話は、消費者にとっての「貴重」なお話です。都倉さんは葉物生産の傍ら、自然体験教育型の市民農園「サイエンスふぁーむ」を運営されています。家族ごとに年間で借りる畑だから愛着が湧くのはもちろん、作物や虫など自然から学んだり、農家さんから貴重なお話が聞けたり、家族みんながうれしい市民農園です。
和洋中で楽しめる「つぼみ」のおいしさ
ルッコラのつぼみは、クセがないので和洋中いろいろな食べ方が楽しめます。
生で味わうだけでなく、さっと茹でてごま油、おろしにんにく、塩であえてナムルにしたり、オリーブ油でにんにく、ソーセージと一緒に炒めてパスタに仕上げても!
煮えばなのお味噌汁にパッと加えると、緑色がきれいで食欲をそそるお碗のできあがりです。農家さんのちょっとしたお話から、ルッコラの新たなおいしさに出会えました。