手をかけて楽しみたい「豆ごはん」

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豆ごはんの豆はグリーンピース?

毎年春を迎え、えんどう豆を見かけると季節が過ぎる前に一度は食べたいと思う豆ごはん。たけのこと同じく、手をかけて楽しみたい「春の味」です。子どもの頃、新聞紙を広げてサヤから豆を取り出す作業を手伝った思い出がある方も多いのではないでしょうか。「豆ごはん」は「グリーンピースごはん」や「えんどうご飯」と呼ぶこともあります。

豆ごはんの豆とシュウマイの上にのっているグリーンピースは同じもの!?実は豆ごはんの豆は「うすいえんどう」という品種で、色濃く小ぶりなグリーンピースとは品種が異なり、ホクホクとした食感が特徴です。大阪府の碓井という地名が由来で、和歌山県を中心に関西方面で多く生産されています。

えんどう豆

豆ごはんの作り方

<材料>

  • 米:3合
  • えんどう豆(実):150〜200g
  • 水:600ml
  • 塩:小さじ1
  • 酒:大さじ2
  • 昆布:10センチ角

<作り方>

1.えんどう豆はサヤから豆を取り出す。

豆取り出し

2.炊飯器に米、えんどう豆、水、塩、酒、昆布を入れて炊く。

えんどう豆を取って残ったサヤを煮出すと野菜だしが取れます。さやを洗って鍋に入れ、ひたひたより少し多めの水を入れて火にかけます。沸騰したら火を弱め20〜30分煮て、ザルで濾せばできあがり。

サヤ煮出し

豆の甘さからも想像できるように、うすい緑色の出汁はほんのり甘味のあるやさしい味わいです。豆ごはんを炊くときに水の代わりに使えば、より豆の風味が感じられます。味噌汁やスープ、シチューなどにもおすすめです。

土鍋で炊いて春のおもてなしに

豆ごはん

サヤから出してすぐのえんどう豆はとっても甘く、炊き立ての豆ごはんは手をかけた甲斐があったと感じるおいしさです。もしも冬場に活躍した土鍋があれば、ぜひ土鍋で豆ごはんを炊いてみてください。土鍋にすべての材料を入れて火にかけます。沸騰したら火を弱めて10分炊き、30秒ほど強火にしてから火を止めます。20分ほど蒸らしてできあがり。土鍋をそのままテーブルへ運べば、春の食卓がにぎわうこと間違いなしです。おこげのおまけもお楽しみに。

写真・文:サゴイシオリ/フードコーディネーター