セロリの下ごしらえ

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セロリの旬と選び方のコツ

通年、スーパーに並ぶセロリにも旬があるのはご存知ですか?セロリがおいしい時期は初夏から秋。元来、セロリは比較的涼しい気候を好む野菜です。主な産地は長野県と静岡県で、この2県が全国の生産量の7割を占めています。5月中旬から11月にかけては長野県などの高冷地で収穫されたもの、11月中旬から5月にかけては静岡県を中心にハウス栽培のものが出回ります。セロリは香りと食感、鮮度がいのち。新鮮なセロリを手に入れるには産地ごとの旬を知っておくと便利です。

セロリ束

購入する際は、葉にツヤとハリがあり色が鮮やかなもの、茎が肉厚のものを選びましょう。色が白いものはやわらかくて甘みがあり、緑色のものは白いものに比べて香りが強くなります。香りの強さは色だけでなく日照量と密な関係にあるともいわれ、日照量が少ない12月〜2月に比べ、3月〜5月に成長期を迎えたものの方が断然香りが強いです。そのほか、表面に傷があるものや根元の内側の部分がひび割れていないかもチェックしましょう。切り口にスが入っているものは産直での収穫が遅れて成長しすぎたものや鮮度が落ちてしまっているもの。繊維が硬くてスジっぽい食感なので避けましょう。

セロリの筋は取らないとダメ?

セロリは繊維が多いような印象がありますが、食物繊維は意外と少なく、表面のデコボコした部分に筋が通っています。茎の断面をよく見ると丸い穴が見られ、縦にずっとつながっていますが、それがセロリの筋。繊管束で上下に水分などを運ぶ血管のような役割をしている部分になります。

セロリ維管束

筋は取らないでも食べられない訳ではありませんが、硬いので食べたときに口に残ってしまいます。加熱しても筋はやわらかくならないため、調理する前に取り除く工程が必要になります。しかし、切り方によっては取る必要がないことも。例えば、繊維を断つようにして薄切りにしたり細かく刻んだりすれば筋も断って気にならなくなります。やわらかいものだと筋がないものもあるのでその場合も取る必要はありませんが、セロリは不溶性食物繊維が多く、摂りすぎると消化不良を起こす可能性もあるため食べ過ぎは注意しましょう。

次は、セロリの下ごしらえの仕方について説明したいと思います。調理する前に、ちょっとひと手間かけることでおいしく食べることができますよ。

セロリの下ごしらえの仕方

1.洗う

流水できれいに洗って水気を切ります。

2.茎と葉を切り分ける

葉と茎を切り分けて、根元の硬い部分も切り落とします。茎の部分は節で切り分けます。

セロリ切り分け

3.筋を取る

セロリの筋は茎の表面のデコボコした部分に、繊維に沿って通っています。

包丁を使う場合

茎の表面の先に包丁の刃を薄く入れます。筋の部分を刃と指で挟んだ状態でゆっくりと手前に引っ張るようにしていきます。

包丁を使う

ピーラーを使う場合

まな板に茎の表面を上にして置きます。茎の上から根元に向かって表面をピーラーで滑らせるようにして剥いていきます。包丁を使うのが慣れてなくても簡単に取れて一気に剥くことができます。

ピーラー

道具を使わず、手で取る場合

葉の付け根や茎の節の部分からパキッと折り、折れずに残ったところをそのままゆっくりと下に向かって剥がしていきます。包丁を使わなくてもある程度太めの筋なら手で簡単に取ることができます。

手で取る

セロリはシャキシャキとした食感と爽やかな香りが魅力です。なんと言ってもおいしく食べるためには下ごしらえは欠かせません。筋取りがとっても面倒に感じていた方もこれならできる!と感じたではないでしょうか。下ごしらえが簡単にきれいにできれば、料理もきっと楽しくおいしくなるはず。とっても簡単なので、是非試してみてください。

捨てずに活用!セロリの葉

(写真・文/野菜ソムリエ・ナチュラルフードコーディネーター 桜井さちえ)