美味しいすいかの見分け方!

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美味しいすいかを見分ける秘訣は作っている人に聞く!

夏と聞いて思い出すものといえば、海、花火、朝顔などがありますが、“すいか”もそのひとつですよね。すいかを見ただけで、夏の訪れが感じられる。それぐらい、日本の夏にはすいかが欠かせません。

そんな日本の夏を彩るすいかですが、すいかを購入する時って、皆さんどうしていらっしゃいますか?どれが美味しいすいかなのか見分ける方法って、わかっているような、わかっていないような・・・正直あてずっぽうな部分もなきにしもあらずですよね。

山形長井市のすいか農家

今回は山形県長井市にあるスイカの産地・伊佐沢で、すいかを作っている志釜和紀さんに、美味しいすいかを見分けるこつを聞いてみます。

すいかを見分けるのに叩いた音は関係ない!?

とりあえず、すいかと言えばこれかな?と、コンコンとスイカの表面を叩いてはみたことありませんか?正直に言うと、どの音が美味しさの合図なのかもわかりません。志釜さんに、そのことを伝えると・・

「すいかを叩くのって、美味しさとは関係ないよ」

以前は、すいかの内部が空洞になるといった“不良品”が一定の確率で発生していました。ただ、最近のすいかは年々品種改良がすすんで、空洞になるすいかが生産されなくなりました。

すいかを叩いて音を聞くのは、中が空洞になったすいかを見極めるための方法。つまり、現在出荷されるすいかでは、美味しいすいかを見分ける方法は意味がないのです。

美味しいすいかを見分ける方法は?

大きいものを選ぶ

志釜さん曰く、なるべく大きいすいかを選ぶのがいいとのこと。大きいと味がおおざっぱになったりしないか心配になりますが、すいかに関しては、すいかが大きくなる方が、味もいいそうです。

すいかの見分け方

先程も話した通り、最近のすいかはどんどん品種改良が進んでいます。それは品質もそうですが、糖度も上がっているのです。

以前は10度前後だったすいかの糖度も、最近では糖度が12度くらいあるすいかもめずらしくありません。おいしい品種や産地を選ぶことが大前提ですが、その上で、美味しいすいかを見分けるポイントが2つあります。

  • 実が詰まっているもの
  • 新鮮なもの

実が詰まっているすいかを見分ける

実が詰まったすいか

実が詰まっているすいかを見分けるには、すいかの皮にヒントがあります。

すいかの皮はベースが緑になっていて、そこに黒い筋がギザギザと入っていますよね?そのベースの緑と、黒いギザギザの筋のコントラストがはっきりとしている物ほど甘いと言われます。まさか表面の皮を見ただけで、甘いか甘くないかがわかるなんて驚きですが、それにはきちんと理由があるのです。

すいかは適度に養分を吸収していると、組織がしっかりとしてきます。組織がしっかりとしてくると、ベースの緑と黒いギザギザの筋のコントラストがよりはっきりします。つまり、実がしっかり詰まった、より一般的な表現だと歯ごたえのあるすいかになるのです。

新鮮なすいかを見分ける

すいか

新鮮なすいかをみわけるには、ツルがついていた、すいかのてっぺんを見ます。すいかのツルの部分がきれいな緑色をしていたら、新鮮な証拠です。すいかもお野菜のひとつ、収穫したてが一番美味しいということですね。

すいかの甘さの秘密は種にあり!

すいかの黒いギザギザの筋のあるところを切っていくと、種にあたると言われています。すいかの種には成長ホルモンが出ているので、種があたるところがより甘さが増すようです。種の周辺が甘みが増すということは、種がばらけている方がより全体的に甘さが行き渡ったすいかということになります。

そこで選ぶ時には、ベースの緑と黒いギザギザの筋のコントラストがはっきりしている状態のものにプラスして、より黒いギザギザの筋が大きく出ているものを選ぶようにすると良いでしょう。いかがでしたか? 今回は美味しいすいかの見分け方についてご紹介しました。今回ご紹介した見分け方を参考に、美味しいすいかを探してみてくださいね。

「食べやすい・甘さが均等・種のない」スイカの切り方