日本茶の良さを知ってもらうために活動中、小島平兵衛さん
代官山マルシェに出店されている「小島平兵衛」のブースでお会いした小島さん。聞けば京都宇治市で250年続くお茶の生産家。小島製茶に生まれ、お茶摘みの時期には、お父様の背中におぶられていたという10代目。
伝統を守ることに加えて、新たな挑戦も必要という、熱い想いをうかがいました。
「今では、京都と東京を行き来しながら、日本茶の普及活動にも力を入れています。六本木や代官山で、手摘み・手揉みなど製茶の行程、お茶の種類を学ぶ講座を開催したり、日本茶のすばらしさを伝えるために、海外でのお茶会にも挑戦しています。」
お茶=ペットボトル?
「日本茶離れ」の進む若い世代に、お茶のイメージを問うと…「お茶=ペットボトル」という返答がほとんどだというので驚きました。たしかに、家庭でも子育て中はノンカフェインという点や、パック商品の充実面からも「麦茶」の消費が多いのではないでしょうか。「日本茶離れ」と「お茶=ペットボトル」という言葉が印象深く、ならば「急須」を知っている子どもは現在どれくらいいるのだろうか、という疑問が浮かびました。
日本茶の楽しみは「お茶をいただく時間そのもの」
「急須で入れる日本茶のおいしさはもちろん、行程、会話、お茶をいただく時間そのものを大切にしたい。」という小島さんのお考えに私も賛同!
子どもたちの味覚の記憶に残るような「お茶の時間」を毎日の暮らしに取り込もうと決意!急須、湯のみ、茶筒、茶托…揃いのものや上等なものは持っていませんが、小島さんの「自由なやり方でいいんです!」という言葉に背中を押されて、手持ちのもので「お茶の時間セット」をつくりました。
起き抜けのコーヒーを日本茶に変え、食後の家族団らんにも。みなさんも急須のある暮らし、はじめませんか!?