青しそと大葉って違うの?
青しそと大葉は見た感じ同じように見えますが、見たまんまの通りで同じものなのでしょうか?それとも似ているけれど違うものなのでしょうか?
答えは“同じもの”です。
それならなぜ、青しそと呼ばれたり大葉と呼ばれたりしているのでしょうか?その理由は昭和30年代に、つま物を扱っていたある生産組合が青しそを大葉という商品名で出荷したというのがはじまりなのだそうです。その大葉という商品名がいつの間にか浸透し、青しそを大葉とも呼ぶようになったのだそうです。
大葉には野菜の中でトップクラスのある栄養素が含まれている
香りが良く、彩りもきれいなので、お料理の付け合わせとしてどこか脇役的な感じで大葉が使われることが多いですが、大葉にはベータカロチン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、カリウム、鉄分、亜鉛とたくさんの栄養が含まれています。ベータカロチンにいたっては、野菜の中でトップクラスに含まれていると言われるほどで、栄養の含まれ具合は主役級なんです。
よくお刺身の付け合わせにも大葉は使われますが、その理由は大葉には抗菌効果があると言われているからなのだそう。抗菌効果は大葉に含まれているぺリアルデヒドという成分によるもので、その成分には防腐効果もあると言われています。
大葉に含まれているαリノレン酸の働き
大葉にはαリノレン酸も含まれており、このαリノレン酸は、細胞の老化を防止するのに必要な成分と言われています。αリノレン酸とベータカロチンが含まれているので、アンチエイジングに興味のある方は大葉を積極的に摂ると良いようです。
他には健胃作用もあると言われているので、食欲がない時には大葉を使ったお料理はおすすめですし、鉄分とビタミンCが含まれているので、女性の貧血対策にも大葉は向いています。
いかがでしたか?
大葉にこんなに体に良い成分がたくさん含まれていたなんて驚きですよね。それでいてお料理もちゃんと美味しくしてくれる大葉。本格的な夏を迎えたこの季節、夏バテに予防にはもちろんですが、美味しく安全にお食事をする為にも、大葉をいつも以上に活用してみるのも良いかもしれませんね!