モロヘイヤのゆで方、基礎のキソ

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モロヘイヤは美容と栄養の宝庫

モロヘイヤは百貨店やこだわりの八百屋さんで売っています。モロヘイヤの語源はアラビア語の『ムルキーヤ』=『王様の食べる野菜』なんだそう。重病を患った王様がモロヘイヤのスープで回復した…という伝説があるほど、昔から栄養価の高い食材としてエジプトやアラビア半島で愛されてきました。

モロヘイヤ


実際、ビタミンだけでもB1,B2,B3,Cのほかに、赤ちゃんが成長に欠かせないビタミンK(骨の形成に不可欠)や、血管や細胞の老化を防ぐビタミンEやβカロテンが含まれています。他にも豊富なミネラル、ねばねばパワーのムチンが含まれています。

中でも、カルシウムは100g中260mgも含まれており、その量なんとほうれん草の9倍!鉄分やマグネシウムなども含まれていますので、妊婦さんにぜひお勧めしたい野菜です。豊富な栄養素で免疫力を高める効果が期待できる食材ですので、これからの時期には風邪予防にもぴったりです。モロヘイヤはシソ科の植物なので、葉の食感がシソに似ています。洗う時もシソと同様、葉っぱ同士がくっつきやすいのでご注意を。たっぷりの水でざぶざぶ洗うのがコツです。

モロヘイヤの下処理とゆで方

モロヘイヤの下処理

▲モロヘイヤの茎は、下の方が堅くたべにくいので下処理を行います。まず、葉と茎に分けます。茎の方がちょっとだけ長くゆでる必要があるので、面倒ですがここは分けるのがおすすめ。

モロヘイヤの茎

▲葉と茎に分けたら、茎の可食部とそれ以外を分けます。おおよそ上1/2くらいが可食部ですが、包丁で一口サイズに切ってみて、切る時に繊維が堅いな・・・という感触があるようでしたら、おひたしにはキビシイです。ミキサーにかけてスープにするか、潔くあきらめます。

もろへいや

▲沸騰したお湯に塩を入れ、茎から茹ではじめます。茎が1分くらい、葉は30秒~40秒程度茹でればOKです。色が変わったくらいでざるに上げ、流水で締めたら水を切って完成です。

モロヘイヤを茹でる

歴史のある野菜は、食べ方いろいろ。

調理方法は、粘りをいかしたスープや卵とじなど多岐にわたります。おくらと一緒に茹でてねばねばサラダに、細かく刻んで納豆と混ぜても美味。スムージーに入れる方もいます。簡単に食べるおススメメニューは「モロヘイヤのおひたし」です。我が家では、茹でてかつおぶしとだししょうゆをかけていただきます。栄養豊富な『王様の野菜』、ぜひお試しください。

moroheiya