「つるむらさき」ってどんな野菜?
まさに今、6~8月が旬の「つるむらさき」は、近年注目されている健康野菜です。食卓ではあまり馴染みがないかもしれませんが、店先で少し気をつけて見てみると、新鮮なものがたくさん並んでいます。つるむらさきは手に入りやすい、身近な夏野菜なのです。
その茎はアスパラガスのように太く、葉はほうれん草よりも肉厚で食べ応えがあります。野性味あふれる特有の香りと、程良いぬめりが特徴の野菜です。
つるむらさきの簡単おひたしレシピ
つるむらさきのおひたし材料
- つるむらさき:1束
- 塩:ひとつまみ
- ☆昆布しょう油:大さじ1/2
- 水:小さじ1~2
- 糸削りぶし:適量
つるむらさきのおひたし作り方
- つるむらさきは流水できれいに洗い、茎・葉・穂先に切り分け、茎の太い部分は縦に2等分し、茎の太さをそろえます
- 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩ひとつまみを加えます
- まず茎を投入して30秒茹で、続いて葉を加えて30秒茹で、最後に穂先を加えてさらに30秒茹でます
- 茹でたつるむらさきをザルに上げて冷水にとり、水気を絞ります
- 茎は4㎝の斜め切りにし(断面が広くなるように切ることで、味が絡みやすくなります)、葉と穂先もそれぞれ4㎝のざく切りにします
- 切ったつるむらさきをボウルに入れ、昆布しょう油と水を加えて和えます
- 器に中高に盛りつけ、糸削りぶしを天盛りにして出来上がりです
冷蔵庫で器ごと15分ほど冷やすと、特有の強い香りが和らぎ、より美味しく頂けます。夏におすすめの手軽に作れる一品、是非おためしください。
つるむらさきの簡単レシピ「つるむらさきと卵の炒め」おひたしが美味しくなる、昆布しょう油の作り方
☆昆布しょう油の作り方 ※1カップ(200ml)分
- 利尻昆布5gを2㎝角に切り、小鍋で焦がさないように空炒りします
- 空炒りした昆布を乾いた清潔な保存瓶に入れ、濃口醤油200mlを注ぎます
- 常温で一晩置き、冷蔵庫に保存します(1ヶ月程度保存可能)
おひたしの他にも、かけ醤油・つけ醤油・炒め物などに幅広く使える、昆布のうまみが活きた万能醤油です。
“ねばねば成分”たっぷりの「つるむらさき」で免疫力アップ!
つるむらさきは、オクラやモロヘイヤなどと同じ“ねばねば夏野菜”の仲間です。これらの野菜は、夏に弱った胃腸をいたわる“ねばねば成分”であるムチンを多く含みます。ムチンには粘膜を保護する・腸内環境を整えるなどの効果があり、疲労回復や免疫力の向上が期待できます。
今注目の野菜!つるむらさきの栄養がすごいカルシウム・カロテン・ムチン・ビタミンA・ビタミンC・ビタミンB2・カリウム・鉄・食物繊維などの成分がいずれも豊富に含まれています。
積極的にとりたい健康野菜ですね!