知られざる「黄ニラ」の魅力

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「黄ニラ」ってどんな野菜?

中華料理に使われる高級野菜のイメージが強い「黄ニラ」ですが、いったいどんな野菜なのでしょう?緑色の「青ニラ」と「黄ニラ」は品種の違いと思いきや、実は品種は同じで栽培方法が異なるのです。黄ニラは成長した青ニラを刈り取った後に、黒いシートで畝を覆い太陽光を当てずに育てる「軟化野菜」です。青ニラを育てる間に土は養分を十分にため込むため、刈り取った後に遮光してもしっかりとした黄ニラが育ちます。収穫後はきれいに束ね、季節に合わせ数時間天日干しをします。太陽光を当てることで甘みが増し、美しい黄色に色付くのです。

薬草に使われていたのも納得!疲労回復に効くニラの驚くべきチカラ黄ニラ

黄ニラの生産量日本一を誇る岡山県

明治時代から生産が続く岡山市北区牟佐地区では、太陽を浴びる黄ニラの美しい光景があちこちで見られます。黄ニラの生産・販売・PRに全力を注ぐ、株式会社アーチファームの植田輝義さんは、20代のはじめに兵庫県から訪れ、はじめて味わった黄ニラの味噌汁に感動!やがて移り住み、黄ニラの生産者として歩み始めました。

岡山県の特産品でありながら、当時黄ニラの消費量は東京都が95%と圧倒的でした。現在は「黄ニラ大使」こと植田さんの努力が実り、地元岡山県での消費量は4割近くまで増え、ネット販売では岡山から全国各地へ上質の黄ニラをお届けしています。

植田さん

生でも!加熱しても!香りと歯応えが自慢の黄ニラ

植田さんのおすすめはもちろん味噌汁、そして豚肉と黄ニラの炒め物。また地元では、ばら寿司(ちらし寿司)にも黄ニラが彩りを添えます。黄ニラには記憶力を高めると言われるアホエンという成分が含まれ、熱に弱いため生で食べると効果が期待できます。黄ニラの味噌汁「茹で豚と黄ニラのあえ物」は、生の黄ニラに余熱が加わりほどよい歯応えと香りが楽しめます。茹でた豚肉に醤油、ごま油(お好みでラー油)、生の黄ニラを加えてさっとあえればできあがり。「黄ニラの塩焼きそば」も黄ニラのおいしさをシンプルに味わえる一品です。

茹で豚と黄ニラのあえ物黄ニラの塩焼きそば

写真・文:サゴイシオリ/フードコーディネーター

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