薬草に使われていたのも納得!疲労回復に効くニラの驚くべきチカラ

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ニラの旬の時期は春から夏にかけて

ニラには独特の強い香りがあり、ニラと他の食材を掛け合わせたお料理はたくさんありますよね。ニラの旬の時期は春から夏にかけてです。ニラは1つの株から3回収穫することができます。最も美味しいのは春に初めて刈る一番刈りのニラで、一番刈りのニラは柔らかくて香りが強く、とても美味しいと言われています。

ニラが現在のようにお料理に使うお野菜として親しまれるようになったのは近年になってからで、実は江戸時代にはニラは薬草として栽培されていたのだそうです。

ニラで疲労回復

薬草に使われていたのも納得!ニラの驚くべきチカラ

ニラには、ベータカロチン・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・ビタミンEが含まれています。そしてニラと言ったらやはり独特の香りが思い浮かぶと思いますが、あの独特の香りにニラが体に良いと言われる理由が隠されているのです。
あの独特の香りの元は“硫化アリル”という成分で、アリシンの一種です。
このアリシンという成分には、ビタミンB1の吸収を助け、体内により長く留めてくれる働きがあるのです。

ビタミンB群は、疲れた時やスタミナを補給する時には積極的に摂った方が良い栄養素で、その中でも特にビタミンB1は、疲労回復とスタミナ補給には欠かせない栄養素です。
ニラにはそのビタミンB1が含まれていますし、ビタミンB1の働きをより高めるアリシンが含まれていることにより、さらに疲労回復効果とスタミナ補給効果を得やすくなるという訳です。

普段からニラを積極的に食べて疲労回復

ニラの旬は春から夏にかけてですが、今は1年を通して購入することができます。
旬の夏はニラの疲労回復とスタミナ補給の効果を利用して、夏バテ予防に食べると良いでしょう。
もちろん夏だけではなく、冬の寒い時期にもニラは積極的に食べると良いお野菜で、ニラに含まれているベータカロチンの粘膜を修復・補強作用とビタミンCにより、冬に低下しがちな免疫力をアップして、風邪等を予防してくれる効果が期待できます。

疲労回復、スタミナ補強にぴったりなニラ。江戸時代に薬草として利用されていたのもうなずけますね。ぜひ普段から積極的に食べるようにして、疲れ知らずの元気な体作りに役立ててください。