季節で、部分で味わい変わる!?キャベツのおいしさ

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一年中、私たちの食卓を支えてくれるキャベツ

キャベツには春キャベツと冬キャベツがあることを知っていますか?千葉県我孫子市で農業を営む、ベジLIFE!!の香取岳彦さんにお話を伺いました。

野菜ボックス

巻きがゆるいのが春キャベツ(写真左)、キュッとしまったのが冬キャベツ(写真右)です。

キャベツ比較

春キャベツはふんわりしていて生でも甘味があり、冬キャベツは層になった歯応え、加熱したときの甘味も魅力です。それぞれ種を蒔く時期、獲れる産地が異なります。畑にまく種にも、春用・冬用そして、通年撒くことができる種もあるのだそう。日本各地でそれぞれの気候に適した種が撒かれ、収穫されるから、1年中おいしいキャベツが食べられるのです。

どうちがうの?春キャベツと冬キャベツの違い

いったい何枚重なってるの!?

葉っぱが何層にも重なってできているキャベツ。いったい何枚くらいあると思いますか!?差はあるものの、冬キャベツはおおよそ70枚!雨風や虫から守ってくれていた外側の多くは畑で落とされ、店頭に並ぶキャベツの葉は50〜60枚程度なんだとか。外側は緑色が濃くて、内側に向かって黄色っぽくなっていき、中心には小さな柔らかい葉。丸ごと買ったら、外側のしっかりした部分、内側の柔らかな部分、それぞれのおいしさを生かした調理でおいしくいただきたいですね。

農家さんちのおすすめキャベツ料理!おいしさのコツは量と部分!?

香取さんにお好きなキャベツの食べ方を伺いました。「お好み焼きですね。たくさん入れるのがポイント!生地の半分くらいキャベツを入れるとヘルシーで甘くて最高です!餃子にもキャベツをたっぷり使います。」

おこのみやき

お好み焼きも餃子もお子さんたちと一緒に作るそう。ふんわり仕上げたいお好み焼きには内側の葉がおすすめです。みじん切りにする餃子には外側の厚みのあるしっかりした葉を。フードプロセッサーを使うとみじん切りもあっという間です。

みじん切り

ほんのちょっと意識してメニューに適した部分使うと味や食感がよくなり、大きなキャベツも丸ごと無駄なく食べられます。定番メニューは季節によってそれぞれのキャベツの魅力や好みも食卓の話題になりますね。

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