春菊は冬の身体のトラブルを和らげる栄養素が豊富
すき焼きや鍋料理を彩る具材としておなじみの野菜――春菊。
春菊には独特の香りと苦みがあるため、好き嫌いが分かれる野菜の一つですが、春菊の苦み成分” ペリルアルデヒド”は、せきやたんを鎮める作用があります。
また、春菊の栄養素の特徴は、免疫力を高め感染症予防に効くβ―カロテンの含有量が緑黄色野菜の中でも多いことです。春菊には小松菜の約1.5倍のβ―カロテンが含まれているので、体調を崩しがちな冬にはおすすめの野菜です!
常備菜として作り置きしておくと便利!刻み春菊の薬味の作り方
春菊を生で食べるメリットは、加熱した春菊よりも苦さを感じず、春菊が持つ本来の栄養素をまるごと味わえることです。
そこで、生の春菊をふんだんに使った「刻み春菊の薬味」の作り方をご紹介します。
刻み春菊の薬味材料
・春菊…1束
・ねぎ…1本
・生姜…1かけ
※材料の分量は目安です。お好みで分量を調整できます。
刻み春菊の薬味のレシピ
1)春菊・ねぎ・生姜をみじん切りにする。春菊の固い茎部分は、食べやすくするために、みじん切りの前に茎部分を縦半分に切り分ける。
2)ホーローやガラス容器へ移し、春菊・ねぎ・生姜が均等になるよう、菜ばしなどを使って混ぜる。
補足:刻んだ春菊の薬味は鮮度が保てるホーローなどの容器に入れて、冷蔵庫で4〜5日保存できます。
春菊の薬味との相性が良い料理とは?
栄養バランスと味のハーモニーから考えると、春菊の薬味はなめらかな味わいの料理との相性がとても良いので、おすすめです。人参・大根などの根菜類と葉物を具材にした豆乳ベースのみそ汁に、春菊の薬味を仕上げとして乗せるとお互いの風味を壊さない上品な汁物に仕上がります。
多くの人が愛する卵かけご飯の上に醤油と一緒に刻み春菊の薬味を加えても、違った食べ方が楽しめます。寒い冬の風邪予防と体調管理のために、刻み春菊の薬味をぜひ食事で活用してみてはいかがでしょうか。
文・写真/小田るみ子