「プチヴェール」を知っていますか?
プチヴェールは日本の種苗会社の研究によって開発された結球しない芽キャベツで、ホワイトとルージュの2種類があります。青汁の原料で有名な「ケール」と「芽キャベツ」を掛け合わせてつくられたアブラナ科の野菜です。「プチヴェール」とはフランス語で「小さな緑」という意味を持ち、卵よりもひとまわり小さいコロンとしたかわいらしさと食べやすさ、栄養素をバランスよく含む点も魅力。ビタミンやカロテン、鉄分、カルシウム等のミネラルを多く含み、甘みがあるので子供にも食べやすく、調理もしやすい、まさに現代人の食生活にぴったりの野菜なのです。
プチヴェールの特徴と調理のポイント
プチヴェールは小ぶりのものは切らずに使え、さっと加熱するだけで食べられるのも人気の理由。ブロッコリーやスティックセニョールと同じような感覚で、さっと1〜2分茹でてマヨネーズをつけて食べるのが最も手軽な食べ方でしょう。茹でるほか、焼き目をつけると甘みと香ばしさが増します。
フライパンにサラダ油を熱し、ベーコン、プチヴェールをさっと焼き、卵を割り入れて蒸し焼きにしてご飯にのせれば、朝食におすすめの目玉焼き丼に。切る手間がないので忙しい朝でも手軽に野菜の栄養が摂れます。スーパーではコロコロした部分が袋詰めされて売られていますが、道の駅やマルシェ、宅配野菜などでは外葉がついていることも。外葉も洗って刻んで炒めものなどにしておいしくいただけます。
おすすめレシピ「プチヴェールのチーズ焼き」
プチヴェールの歯応えと甘み、パリパリチーズの食感が最高です。おつまみにも!
<材料>- プチヴェール 3個(半分に切る)
- オリーブオイル 小さじ1
- 塩、こしょう 少々
- ピザ用チーズ 大さじ1
1.フライパンにオリーブ油を熱し、プチヴェールを加えてフタをして軽く焼く。
2.プチヴェールをフライパンの端に寄せ、真ん中にチーズを広げ、プチヴェールをのせる。
3.チーズのフチがこんがりするまで焼く。
プチヴェールは12月〜3月頃までがおいしい時期。店頭で見かけたらぜひ手に取ってみてください。