サラダだけじゃもったいない!じっくり加熱のすすめ
パプリカが出回り始めた当初は、赤色がほとんどでクリスマス時期のパーティーメニューに欠かせないという印象でした。日本のお弁当文化にもぴったりのパプリカは、徐々になじみの野菜になっていったような気がします。赤、黄、オレンジと鮮やかなパプリカが日常的に店頭に並ぶようになった今・・どんなふうに食べていますか?
ピーマンと異なり苦味がないのでさっとスライスすればサラダに彩りを添えることができてとても便利。肉厚なので加熱しても食べ応えがあり、炒め物にも活躍するパプリカですが、同じ加熱調理でも、ひと手間かけてじっくり甘味と旨味を引き出す食べ方もおすすめです。
手間をかけただけある!皮を剥いたパプリカのおいしさ
焼きなすの要領でパプリカをしっかりと焼き、皮を剥くと甘味と旨味がぎゅっと詰まって、炒め物とはまた別のおいしさがあります。
<手順>
1.パプリカを縦半分に切り、ヘタと種をとりさらに半分に切る。
2.魚焼きグリル(orオーブン)に皮を上にして並べる。
3.強火で皮に焦げ目がつくまでしっかりと焼く。
4.ボウルにとり、ラップをかけて10〜15分ほど置く。
(寝かせることで粗熱がとれるだけでなく皮が剥きやすくなります!)
5.手で皮を剥く。
いろんな料理に活躍する「オイル漬け」
じっくり焼いて皮を剥いたパプリカは、まずはポン酢に浸して「さっぱりお浸し」で。
そして、いろいろな料理に役立つのでぜひ「オイル漬け」に。保存容器に入れて、塩を軽くまぶしたらたっぷりかぶるくらいのオリーブオイル(残ったオイルは炒め物やドレッシングなどに)を注ぎます。ニンニク、アンチョビ、ローズマリーなど好みの素材で風味をつけても。
パプリカのオイル漬けとチーズやハムを並べておつまみにしたり、パスタに加えたり、オープンサンドやハンバーガーの具材としても活躍します。シンプルな料理に加えることで味に深みが出ます。時間のあるときに作っておけるのでおもてなしにもぴったりです。
赤・黄・橙…カラフルなパプリカ、色によって栄養に違いがある!?