石垣島産「スナックパイン」とは
夏が近づくころ、店頭にパイナップルが並びはじめます。実は、普段よく見かけるパイナップルのほとんどは、海外から輸入されたもの。国内では沖縄県で栽培されるパイナップルがほとんです。中でも石垣島のパイナップルは、毎年食べるのを楽しみにしているパイナップルです。
石垣島で栽培されているパイナップルは人気が高く、大きさは小ぶりですが、とても甘い果汁がたっぷりとつまっています。石垣島で栽培されているパイナップルの品種は3種類あり、ボゴールパイン、ピーチパイン、ハワイパインが有名です。
▲ボゴールパイン
スナックパインという名前は品種のことではなく、ボゴールパインの食べ方からついた呼び名です。ボゴールパインは、他のパイナップルのようにナイフで実をカットして食べる以外に、実を手でほぐして食べることができることから、スナックパインと呼ばれています。
スナックパインの果肉は濃い黄色をしていて、酸味が少なくて甘いので、酸味が苦手な人にも食べやすいので試してみてください。特徴的なのは葉のトゲトゲ。葉を持つときにはすこし注意が必要ですね。
スナックパインの簡単な食べ方
スナックパインの実を手でほぐすことができるのは、パイナップルの表面にある果肉の中にわずかな空洞の部分があり、そこから実が離れやすいからです。
1. スナックパインの底をカット
スナックパインの底をカットします。葉を残したまま。底の部分をカットします。スナックパインの葉はとげとげしていますので、押さえるときは布巾などを利用してください。
2. 実をほぐす
スナックパインの底から順番に実をほぐします。パイナップルの模様に沿って、1つ1つ実をほぐしていきます。完熟しているので、実がほぐれやすく、果汁も出やすいので下になにかを敷くようにしてください。
3. 中央の芯をカット
実をほぐした後はナイフを使い、芯をひと口サイズにカットします。甘くて柔らかいのでぜひ食べてみてください。外で食べるときは丸かじりしても開放的で楽しいですよ。
小ぶりなパイナップルですが、一度に食べきれない場合には、ナイフで皮の部分をカットしてから、実がほぐれやすいのでそのままヨーグルトやサラダなどに混ぜてください。すぐに食べないときは、冷凍用の保存容器に小分けして保存しておきます。パイナップルを冷凍するときは、実と実がくっついてしまいますので、食べやすい大きさに小分けして、冷凍するようにします。
パイナップルを丸ごと味わう便利な道具
スナックパインは、手で実をほぐすことができるのでとても食べやすいですが、パイナップルを丸ごと食べるときに便利なキッチン用品があることをご存知ですか?芯抜きタイプのものや、パイナップルを器にするときに便利な専用のパイナップルナイフというものがあります。
参考商品:器がつくれるパイナップルナイフ 貝印
中でも、便利と感じたのは「パイナップルナイフ」というパイナップルやグレープフルーツ用のナイフです。場所もとらないので1本持っていると、とても便利です。
パイナップルナイフの刃先まわりはギザギザしているので、実を皮からきれいに手早く切り取ることができます。手軽に手で食べられるスナックパインや、パイナップルナイフを使うことで、丸ごとパイナップルを味わってみてはいかがでしょうか?
パイナップルは追熟する果物ではないので、丸ごとパイナップルが手に入ったら、数日中に食べるようにしてください。すぐに食べることができないときには、新聞紙にくるんで冷蔵庫にすぐに入れることで1週間ほど保存できます。また、保存するときには、果汁の多い果底部を上にして、葉を下に向けることで、甘さが均一になりやすくなりますので試してみてください。
亜熱帯の石垣島で太陽の恵みを受けて完熟した国産パイナップルをこの夏こそ!
パイナップルをいろいろな食べ方で楽しもう!