ビタミンCいっぱいのイチゴ
冬場になると赤くてみずみずしいイチゴが市場に出まわります。日本人はイチゴが大好きで、なんと生食での消費量は世界一です。
ちなみに、イチゴにビタミンCが豊富に含まれていることは、良く知られていますが、具体的にどのくらい食べるとよいのでしょう。成人が一日に必要なビタミンCは50~60mgですので、イチゴ5粒ほど食べることで、必要量を満たすことができます。
イチゴと乳製品の関係
そのまま食べても美味しいイチゴですが、牛乳、ヨーグルト、練乳をと組み合わせて食べることが多いもの。このような乳製品との組み合わせは、味がよいだけではなく、栄養学的にも相性のよい組み合わせです。砂糖は、壊れやすいビタミンCを保護する働きがあり、さらに乳製品に含まれるカルシウムと組み合わせることで、栄養価の高いデザートとなっているのです。そこで、イチゴと乳製品を組み合わせた一品をご紹介します。
カマンベールチーズ~イチゴのショートケーキ風~
材料
イチゴ 5~6粒
カマンベールチーズ 1個
バルサミコ酢 少量
作り方
1.カマンベールチーズを横半分に切ります。
2.切った土台部分にバルサミコ酢を少量塗り、スライスしたイチゴをはさみます。
3.重石(おもし)をして、2~3分馴染ませれば出来上がり。
お好みで、“ナッツ”や“ドライフルーツ”などを混ぜてもよいです。
お茶と一緒に「スイーツ」として、またこれからのパーティーシーズンに「お酒のおつまみ」としても最適です。ぜひお試しください。また、ケーキ作りや、ジャム作りなど、お菓子づくりにも欠かせないイチゴですが、お店で売っているイチゴの見分け方はあるのでしょうか。
美味しいイチゴの見分け方ワンポイント
イチゴは大きくても小さくても大きさに関わらず、『へた近くまで熟して赤くなっているか』が見分け方のポイントになります。へたまでしっかり赤いものは、甘みが良好です!―――これからスーパーなどでイチゴを選ぶ際は、是非「へた」をチェックしてみてくださいね。またせっかく買ってきたイチゴを鮮度よく食べるために鮮度を逃さない「洗い方」をしましょう。
美味しさを逃さない「洗い方」
イチゴを長く水につけるのは、水溶性のビタミンC逃げてしまうので、よくありません。『へたはつけたまま、流水で手早く洗う』ことが、ポイントです。へたを取ってから洗うと、水っぽくなってしまうのでつけたまま洗いましょう。イチゴはビタミンCだけではなく、貧血を予防する葉酸の効果もあり、皮膚を整え血色の好い顔色をつくってくれます。――寒い季節に、ぜひイチゴを常食してお肌もココロも“ごきげん”でいたいものですね。
(写真・文:峰 亜美)