夏に嬉しい栄養豊富なズッキーニ
初夏~夏の間が旬のズッキーニ。私たちの食卓にのぼるようになったのは1980年代頃と比較的新しい野菜の一つです。ズッキーニは、淡泊で味付けを選ばない味、βカロテンやカリウムなど夏に嬉しい栄養豊富なこと、更には低カロリー&低糖質とくれば、積極的に摂らない理由はありません。
そんなズッキーニを美味しく食べるための選び方と、美味しい保存方法をご紹介します。
美味しい=新鮮なズッキーニの選び方
ズッキーニはカボチャの仲間ですが追熟は必要なく、収穫後出来るだけ早く、新鮮なうちに食べるのが美味しい野菜です。
新鮮なズッキーニの見分け方のポイントは主に3つあります。
太さをチェック
全体の太さが均一で、すっとまっすぐに伸びたものを選びましょう。
あまり太すぎるものもNG。
切り口をチェック
2つめは、ズッキーニの切り口をチェック。ヘタの上の切り口を見て、切り口が瑞々しいものを選びましょう。切り口の角が立っているのも新鮮な証拠です。
表面をチェック
表面の皮は変色しておらず、ハリと艶があるものを選びましょう。皮がピンと張ったものも新鮮です。
ズッキーニの保存方法
ズッキーニは低温&乾燥が苦手な野菜です。新聞紙等に包み、風通しの良い冷暗所や冷蔵庫の野菜室で保存します。また、使いかけのものは、乾燥しないようにしっかりとラップに包んで、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。ズッキーニは水分が多いため、生のままで冷凍保存はむきません。冷凍保存したい場合は、カットした後、茹でるor炒めてから冷凍しましょう。
その他のズッキーニの美味しい保存方法
ひと手間かけて、もっと美味しく保存する方法をご紹介します。
干し野菜
ズッキーニを干して、水分を飛ばします。
干し野菜にすると、旨みはもちろん栄養価もぐっと凝縮されます。ズッキーニを薄切りにし、ザルに並べて日光に当てておくだけでOK。夏の強い陽射しなら、1~2日くらいでしっかりと乾きます。カリカリに干し上がったら、乾燥剤と一緒に密閉容器で保存します。
使い方は、そのままスープに入れたり(自然に戻ります)、さっと水で戻して炒め物やパスタの具にするのがおススメです。
オイル漬け
ズッキーニを半日ほど干して、しんなりさせます。密閉容器に入れ、好みのオイルをたっぷり注ぎます。(ズッキーニが油から出ないように注意しましょう。)スパイスや好みのハーブを一緒に漬けると風味もアップします。冷蔵庫で保存し、そのまま食べたり、パスタやサラダ、サンドイッチの具にするのがおススメです。
美味しい保存法を覚えて、季節の野菜を余すことなく楽しみましょう。