きゅうりのぬか漬けは定番!

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発酵食をもっと身近に

「自分のぬか床を持っている」というのはちょっとした憧れの対象ではないでしょうか。

「きれいになりたい」「いつまでも健康でいたい」
そう願う方から、じわじわと広がった「発酵食ブーム」
その中でも人気女優が主役の朝の連続テレビ小説に登場し、話のキーワードにもなったのが「ぬか漬け」です。

「発酵」とは微生物の働きによって物質が、人間の体に良い作用をもたらす物質へと変化することをいいます。微生物が発酵を行う過程で香りや味わいの変化、色の変化を作り出し、栄養価を高めてくれます。特に日本での罹患率が増えている「腸疾患」予防にも効果的と考えられています。

夏野菜の定番きゅうり

ぬか漬けの定番の野菜といえば「きゅうり」ですよね。

夏場はきゅうりがとにかくよく育ちます。
朝収穫して、数時間たてば、またきゅうりが育つため、昼過ぎにも収穫します。
中には曲がったきゅうりや、日があまり当たらずに成長不良のきゅうりも出るため、農家さんはそれらを間引きし、美味しくて見栄えの良いきゅうりを収穫し、出荷します。

きゅうりのぬか漬け

間引きしたきゅうり、捨てるのはもったいないですよね。実はぬか床につけると旨味、甘みが高まり、上質の漬物になります。都会に住み、家庭菜園をされないとなかなか間引きしたきゅうりには出会えませんが、成熟したきゅうりなら、さらに美味しく、そして美しいぬか漬けに仕上がります。

自分のぬか床を持っている方、すでに「きゅうりのぬか漬け」は作られているかとは思いますが、改めて漬け方を復習してみましょう。
まだぬか漬けを作ったことない方は、このコラムを読んだことを機に
「ぬか漬け作りって楽しそう」「ぬか漬けを作ってみたい」
と思っていただけたら幸いです。

ぬか漬けの王様「きゅうりのぬか漬け」

きゅうりのぬか漬けの材料

  • きゅうり:3〜4本
  • 塩:適量
  • ぬか床:約lkg分(容量約1.5リットル以上の容器に入ったもの)

きゅうりのぬか漬けの作り方

1.きゅうりの下処理

きゅうりはしっかり洗い、水気をふく。両端を切り落とします。

きゅうりの下処理きゅうりの漬物

2.ぬか床に漬ける準備

ぬか床を手で底から混ぜる。きゅうりに薄く塩をまぶし、手で表面をこする(またはいたずりする)

ぬか漬け

3.ぬか床に漬ける

ぬか床につける。きゅうりが見えないように、ぬか床でおおう。表面を鳴らして、縁や内側についた汚れをペーパータオル等でふき、蓋をする。

きゅうりのぬか漬けで失敗するとしたら、両端を切り忘れることです。きゅうりの両端にはえぐみや苦味成分が多く含まれています。忘れずに切り落として、ご使用ください。

きゅうりのぬか漬け

待つこと、半日〜1日。
まさに定番の味。