ふっくらとしたオレンジ色のびわで、初夏を感じる
皆さん、びわはお好きですか?薄い皮を剥くとみずみずしいオレンジ色の果肉が出てきて思わずかぶりつきたくなります。ハウス栽培などで早くて1.2月から手に入れることができますが、旬は5.6月です。
新鮮で美味しいびわの見分け方は、ブルーナと呼ばれる白い粉のようなものが表面についているもの、また表面の産毛がふわっとしており、オレンジ色の綺麗な色をしているかというところ。そういうものを選んでくださいね。
では、買った後の保存法についてです。
ビワの特徴は、追熟しないという点。ですので、食べごろになるまで置いておいて、というより収穫してから早めに食べることをおススメします。
びわの栄養って、意外とすごいんですしかし、購入してすぐに食べられないときもありますよね、そんな時はどうすればいいでしょうか?
常温保存?冷蔵保存?
購入したびわを野菜庫と日の当たらない風通しのある部屋で7日間保管し比べてみました。
徐々に常温保存のびわの表面がぼこぼこしてきます。見た目は冷蔵保存の方が購入した時に近く、ふんわりして綺麗です。しかし、色味は常温保存の方と比べると若干オレンジ色が薄くなっています。
(届いてから7日目。手前が常温保存。)
では味はどうでしょうか?冷蔵保存のものも常温に戻して食べ比べをしてみると、常温保存のほうが、冷蔵保存のものより甘さや風味が残っていました。見た目は悪くなりますが、常温保存の方が美味しさは保たれると感じました。冷たくして食べたい場合は、食べる前に冷蔵庫に入れてから食べるといいでしょう。
冷凍も可能?余ってしまったらどうする?
びわは冷凍して食べられるのでしょうか?実際に水洗いをしたものを、水気をしっかり切って冷凍してみました。
・・・しかし、解凍すると色も変わり、味も落ちました。ですので、冷凍はあまりお勧めしません。
余ってしまった場合、ジャムにしてしまうという方法もあります!
びわジャムの材料
- びわ(実の部分のみ):100g
- 砂糖:30g(大体びわの重さの1/3程度)
- レモン汁:少々
びわジャムの作り方
- 1.皮と種を取り除き、実だけにします。
- 2.細かく刻んで、砂糖と一緒に煮込みます。
- 3.煮込みながら潰していき、ジャムっぽい固さまで煮込みます。
- 4.最後にレモン汁をひとかけして混ぜ、火を止めて完成です。
ジャムにすれば生の時と比べて保存期間が伸びますので、ゆっくり楽しめますね。
いかがでしたでしょうか?びわが美味しい季節にたっぷり味わってくださいね!
写真・文 ひださとこ
初夏を感じる、びわの皮の剥き方