傷みやすい果物「びわ」
みなさん、びわはお好きですか?
スルッと口の中にはいり、噛むと広がる、あの甘酸っぱい味。初夏である5.6月に多く出回るようになるびわ。傷みやすいことから高級果物として扱われています。触る時は優しく、保管する時は柔らかい素材のものを下にひいておくといいでしょう。風通しの良い冷暗所で保管します。
また、びわは収穫してからは追熟しないので、収穫したらすぐ食べることをお勧めします。冷蔵庫に入れて冷やすより、常温で食べたほうが甘みを感じやすかったです。お好みで試してみてくださいね。
びわは常温保存と冷蔵保存、どちらが美味しく食べられる?「びわの剥き方」と調べると、半分にカットして、おしりの方から剥くと綺麗に剥ける、と出てくることが多いです。今回、色々剥き方を試してみて、個人的に一番やりやすかったのをご紹介します。
1.びわを洗います。
2.おしりの方からヘタの方に向かい、種に沿って十字に切れ込みをいれます。
3.手で簡単に開きます。
4.甘皮をスプーンで削るように取り除きます。
皮をむいてから甘皮を取り除こうとすると、実がつぶれてしまうことがあるので、必ず皮をむく前に甘皮を取り除きます。
5.ヘタの部分をスプーンでグッと抑えて、実をひっぱります。
このように、一度でつるんと皮がむけます。
6.お皿に盛りつけて、完成です。
4分の1のサイズになることで、小さいお子さんでも食べやすくなります。全部剥いてしまってから小さく切ると、ぐちゃっとなりやすいです。最初の段階で4等分に切れ目を入れて開いてください。
たくさんもらったら、ジャムやコンポートに
びわは、空気に触れると変色しやすい果物です。林檎のように、塩水につけておくと色が変わりにくくなります。味は、そのまま食べたほうが美味しいので、食べる直前に剥くことをお勧めします。また、先ほども書きましたがびわは追熟しないので、たくさんもらってしまった場合はジャムにしたり、コンポートにしてもいいかもしれませんね。これからの季節、ゼリーに入れると美味しく食べられそうです。
いかがでしたでしょうか?取扱いが難しいびわですが、コツをつかめば実を傷めず皮をむくことが出来ます。初夏を感じる美味しいびわを、みなさん楽しんでくださいね。
ひださとこ
ビワの葉の恵み 身体を労る、効果と活用法。