びわの栄養って、意外とすごいんです

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果物の中ではトップクラス! びわが持ってる栄養素

びわの栄養

オレンジ色をして、柔らかくて細かい産毛のついた優しい皮におおわれている、びわ。さっと洗って、手で皮をむいたらすぐ実が出てくるので気軽に食べられます。びわの皮をむく瞬間って少し他の果物とは違って楽しくなるから不思議ですよね。びわにはある栄養素が豊富に含まれています。その栄養素の含有の割合は果物の中ではトップクラスとも言われているほど。

そのある栄養素とは「ベータカロチン」。ベータカロチンは、野菜でいうとニンジンやかぼちゃに多く含まれていて、体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜の健康に必要な栄養素です。きれいなお肌を作るためや、体の粘膜の保護をするためにベータカロチンは欠かせない栄養素だと言われています。

びわにはベータカロチン以外の栄養も含まれています

びわには、ベータカロチン以外にも、余分なナトリウムを排出してくれるカリウムや、疲労回復に良いといわれているビタミンB、クエン酸、リンゴ酸、貧血を防ぐのに必要な鉄分、ベータカロチンと並んで抗酸化作用があるポリフェノール、美肌や免疫力をアップしてくれるビタミンCなどが含まれています。びわにはバランス良く栄養が詰まっているので、健康果実と呼ばれる所以です。

豊富な栄養素の他にも、風邪にも良いと言われているびわ。昔から、風邪で咳や痰が出たり、熱が出たりしている時には、生のままのびわを食べると良いと言われているそうです。びわの花や葉にも咳や痰を鎮めたりする作用があると言われていて、薬効的な側面からびわを利用することもあるようです。美味しくて栄養があって、薬効としての役割もあるびわは、実は凄い果物なのかもしれませんね。

びわの旬は6月、美味しい選び方は?

びわの旬は、6月頃になります。春が終わって夏がもうすぐやってくるなぁという頃にびわは登場してきます。びわは繊細な果物なので、長く保存ができません。ですから、お店で買う時はなるべく鮮度の高そうなものを選びましょう。鮮度の目安となるものは、産毛です。産毛が薄くなっていたり、取れてしまったりしているものは鮮度が落ちているので、なるべく産毛が濃いものを選ぶのがおすすめです。

初夏を感じる、びわの皮の剥き方