気軽に楽しむ旬の味「自家製ちりめん山椒」

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初夏のお楽しみ

「実山椒」を知っていますか?春先に山椒の木が芽吹くと「木の芽」と呼んで、若い芽をたけのこ料理などに添えて香りを楽しみます。木の芽が育ちひと月ほどすると、山椒の木に鮮やかな緑色の実がつき、初夏のスーパーや八百屋さんにも実山椒が並びます。出回る期間が短くて、下処理が必要で、なんだかタイヘンなのでは?と思われている方もいるでしょう。ところが実際にやってみると実はとてもカンタン。そして「自家製ちりめん山椒」を作ってみるとそのおいしさに感激して、きっと毎年のお楽しみになるはずです。

山椒の木

山椒の苗木を買えば、毎年たっぷり木の芽を楽しめます。さらには、山椒の木には雄と雌があり、対で植えた雌の株には数年後に実がつきます。近年ホームセンターなどでは、雄雌同種つまり1株で実がなる品種が人気のようです。購入の際はお店の方に尋ねてみると安心です。

山椒の実

実はカンタン!実山椒の下処理

『軸を取って、さっと茹でて、水にさらすだけ!』です。山椒の実に残っている細くて短い軸を指でつまんで取ります。小鍋にお湯を沸かし、沸騰したら塩を小さじ1くらい入れてさっと茹でます。若くて柔らかい実は1分も茹でれば十分。ザルに揚げ、1時間ほど水にさらしてアクを抜きます。一粒食べてみて辛味が強い場合にはもう少し水にさらします。実山椒がたっぷり手に入ったときは、この段階で水気を拭き取り、ラップに包み冷凍保存すると、いつでもいろいろな料理に活用できます。

自家製「ちりめん山椒」に挑戦

『ちりめんじゃこと実山椒を煮るだけ!』です。自家製だからこそ自分好みの「ちりめん山椒」を作りましょう。


<材料>

  • ちりめんじゃこ 80g
  • 実山椒(下処理済み) 大さじ2〜3
  • 酒 100ml
  • 薄口醤油 大さじ1〜2(醤油でもOK)
  • みりん 大さじ1〜2

<作り方>

1.小鍋にちりめんじゃこを入れ、さっと煎ります。

2.①へ酒、薄口醤油、みりんを加え、沸騰したら弱火にして5分ほど煮ます。

作り方②

3.②へ実山椒を加えてさらに5分ほど煮ればできあがり。

作り方③

熱々のごはんにのせていただきます!

ちりめん山椒春の極み 山椒の若葉、木の芽