みかんの品種、代表格は温州みかん、だけど…
寒い寒いこの時期、みかんの甘味がどんどん増し、一つ食べたら後を引く。みかんシーズンもそんな嬉しい食べごろを迎えました。
温州みかんは、年明けくらいから徐々に姿を消して行き、暖かくなってなるとみかんは終わり…と思いきや、実はここ近年、交配などによって新しい品種がどんどん登場しています。中には、一つで500円~1000円もするような高級柑橘もありますが、意外にもこの高級柑橘が大人気!もしかしたらこれから新たな柑橘ブームがやってくるかもしれませんね。
温州みかんの終盤から始まり、春先にはそれはそれは賑やかな柑橘シーズンがやってくるのです!皆さんご存知でしたか?
今回は、冬寒い時期の品種(前期)をご紹介します。
年越し時期に出荷されるみかんの品種
紅まどんな
早速出ました!高級柑橘。これこそ、一つで500円以上…。
夏目漱石の「坊ちゃん」にちなんで命名されたみかんで、本名は愛媛果試第28号と言います。(あまりかわいくないので、紅まどんなで覚えてあげてください。)「南香」「天草」という二種類の柑橘の掛け合わせです。果汁が多く、よく「ゼリーのような食感」と言われます。じょうのう(薄皮)が薄いため少し皮が剥きにくいので、ナイフでカットしてお召し上がり頂くことをオススメします。酸味が少なく、甘味たっぷり!ゼリーのような柔らかな食感はまさに柑橘の「まどんな」。
高級品ですが、一度お試しになってみてはいかがでしょうか?
はれひめ
密かに人気の品種、はれひめ。
初めてはれひめちゃんに出会った時のことを忘れません。「はれひめ」なんてかわいい名前なんだから、チョンとしたかわいいみかんなのかしら?と想像していたら、意外にずんぐりむっくりな容姿でちょっと驚きました(笑)
稀に、ものすごく大きな実に出会うこともありますが、一般的には100g以内の手のひらサイズです。清見オレンジとオセオラオレンジを掛け合わせたものに、更に温州みかん「宮川早生」を掛け合わせたもの。オレンジのような爽やかな香りが特徴です。オレンジ特有の仄かな酸味が程よく、口当たりの良い甘味が特徴です。手で剥けるので、コタツに入って談笑しながら食べられます。
朝のおめざにもぴったりです!価格は、温州みかんよりやや高めですが、お手ごろな価格で購入できます。
年明け以降の柑橘の品種たち
みかんについて語り出すと止まらなくなってしまいます…(汗
まだまだ序の口、今後の美味しいみかんたちについて、たくさんご紹介できたらと思っています。年明けには、愛媛柑橘の代表品種、伊予柑が出て参ります。
その他、掛け合わせ品種のお父さんのようなポンカンや、はるみ、高級柑橘甘平やせとか、はるか、そして春には、不知火(デコ)、タロッコ、清見オレンジ、甘夏などなど、まさに柑橘祭!
これらを少しずつご紹介して行けたらと思います。
お楽しみに!