伊予柑の美味しい季節
伊予柑の美味しい時期はまさに今!です。露地栽培のものは年末くらいから出始めます。実は柑橘は、品種によって差はありますが、鮮度が良ければ美味しいというわけではなく、特にこの伊予柑に関しては、収穫したての頃は酸味が強く、風通しの良い倉庫で寝かすことで、隠れていた甘味がじっくりじっくり表に出てきて、酸味と甘味のバランスが良くなるのです。外皮の厚い柑橘ほど日持ちが良いので、長く寝かすことが出来ます。約二週間から、長いと一か月くらい置くこともあります。
こうして、年末に始まり、春先まで伊予柑の味を楽しむことが出来ます。
ご家庭でも、美味しい柑橘だけどちょっと酸っぱい…。などという時には、みかん同士があまり重ならないように気をつけて、風通しの良い涼しいところで暫く置いてみて下さい。置けば置く程、甘味が増してきますよ!
伊予柑の可能性無限大!!
具体的なレシピはまた少しずつご紹介して行きたいと思いますが、意外と何でも合う伊予柑の可能性をここでざっくりご紹介したいと思います。
*チョコレート
皮が勿体ないので、私は時間があればピールを作ります。(レシピ後日ご紹介します!)このピール、グラニュー糖やきび砂糖などをコーティングするのが一般的ですが、ビターチョコレートをコーティングすると絶妙に美味しいです!
ピールだけでなく、薄皮を剥いた実にチョコをコーティングしても最高に美味しい大人のおやつになります。なんと、洋酒や泡盛のおつまみにも…。ぜひお試しください!
→ 捨てるとこナシ!絶品伊予柑ピール
*お酢
サラダやマリネなどに添えると爽やかな香りとジューシーさで幸福度UP間違いなしです!!
剥いた実をトッピングしても良いですし、果汁をドレッシングに使っても良し。甘さよりも酸味とほろ苦みが強く主張する伊予柑ならではの使い方。市販のドレッシングに追加してみれば、それだけでオリジナルドレッシングのできあがり!
→ 伊予柑でポン酢をつくる
*泡盛
もう言うことありません。
果汁を泡盛にたっぷり注いで下さい。泡盛の独特な香りと伊予柑の爽やかさ、絶妙に合います。
お酒好きの方、ぜひ一度お試し下さい!
*クリームチーズ(マスカルポーネだとなお良し!)
クラッカーに伊予柑の剥き実とチーズを乗せるだけ。ちょっぴり蜂蜜などもトッピングすると良いかもしれません。お洒落な洋酒のおつまみにいかがでしょう?
…ここまでで一旦やめておきます。キリがありません…。
是非皆さんも、オリジナルの伊予柑レシピを考えてみて下さい!
伊予柑を剥くのに便利なグッズ紹介!
厚めの皮を持つ伊予柑を剥く際に便利な料理器具が「夏みかんカッター」。
パカッとワニの口のように開くと、蓋になっている上側の先っちょに小さなツノが。これで厚い外皮を剥きます。下の容器の溝には小さなカッターが付いていて、房の上側の部分(よく、剥けないと皆さんが歯でガジガジ切るところです笑)をシュッと滑らせると見事!じょうのう(薄皮)がスパッと開きます。あとは手で薄皮を剥がすだけ。この作業が何とも楽しくて、ついつい伊予柑を剥きすぎてしまうところが難点ですね。夏みかんカッターのせいで伊予柑を注文しすぎて家計が苦しいとクレームが来た事があります…。ご注意を(笑)