ちょっと不思議な柑橘「文旦(ぶんたん)」
文旦(ぶんたん)って御存じですか? 柑橘の一種なのですが、不思議な魅力がある品種です。東京などでは高級な柑橘として知られます。
文旦は、
・外側の皮が分厚いこと
・果実の皮が苦いこと
といった点で他の柑橘と少し違います。そのため、食べるのに手間はかかるのですが、一度食べればそのすっきりした味に驚くと思います。
文旦を見た目もびっくり!素敵に盛り付けてみる
今回は“果実の皮は気持ちがいいほどにきれいに剥ける”という特性を利用した、とってもおすすめの食べ方をご紹介。
◎ 皮に切り込みを入れます
文旦の表面をフルーツナイフ(※なければカッターナイフでも大丈夫です)で赤道に相当する位置の全周に切り込みを入れます。失敗しないポイントは切れ目を入れ始めた位置に印を付けておくことです。文旦の皮だけに切れ目を入れるように注意していると、どこから切れ目をいれたのか分からなくなってしまう恐れがあるためです。
◎ 皮と果実を分けます
作った文旦の切れ目に指をぐっと押し込んで外側の皮と果実を分けます。文旦の外側の皮のお椀が2つ出来上がります。文旦の皮が厚いため、結構力を入れて指を皮と果実の間に押し込んでも大丈夫です。
◎ 果実の皮を剥きます
その後は、文旦の果実の皮をひと粒ずつ皮を剥がします。グレープフルーツより果肉がしっかりしているので剥きやすいです。意外なのが、果汁がしみ出たりしないため、手が全くべたべたしません。
◎ 果実を盛り付けます
最後に剥いた果実を、文旦の皮で出来たお椀に盛りつけて完成です。
露地栽培の文旦で見た目も味も大満足
文旦はハウスで作られたものが秋から出回りますが、露地は2月から旬を迎えます。露地物は甘味がすっきりしていてとてもおすすめです。
友達が家に遊びに来た時にふるまえば、見た目も味も大満足間違いないと思います。ちょっとおしゃれな盛り付けに挑戦してみてはいかがでしょうか?