夏デザート!甘夏で涼しげ「デトックスウォーター」づくり

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甘夏と夏みかん、なにが違うの?

「夏みかん」はミカン科に属する常緑果樹で、正式名称を「夏橙(なつだいだい)」といいます。夏期に食されるので、一般の温州みかんと区別して「夏みかん」と呼ばれています。江戸時代に山口県長門市仙崎大日比(青海島)に漂着した南方系の柑橘の種を育成したものが起源とされています。明治初年に萩市で経済栽培され、萩の夏みかんとして全国に出荷されました。「甘夏」は「夏みかん」の枝変わりとして誕生した品種で、品種名は「川の夏橙(かわのなつだいだい)」といいます。1935年頃に大分県津久見市の川野豊氏の農園で発見され、1950年に品種登録されたもので、夏みかんに比べると、少し小さくつやがあり、酸味が少なく早くから食べられるのが特徴です。香りがよく、さわやかな甘酸っぱさが楽しめます。

今話題の「デトックスウォーター」とは

甘夏

そんな、「甘夏」を丸ごと使って、今話題の「デトックスウォーター」をつくってみるのはいかがでしょうか。
「デトックスウォーター」とは、毎日飲んでいるお水や、ミネラルウォーターにお好みの果物や野菜、ハーブなどの食材を入れて飲むだけという、今海外で話題の“美容法”です。砂糖や甘味料を一切使わずに、ほんのりとした果物や野菜の甘さとフレーバーがします。水感覚とはいえ、“栄養補給”もできるすぐれもの。果物や野菜の持つ水溶性のビタミン・ミネラルや食物繊維は、つけている間に水に溶けだします。そのビタミン・ミネラルを丸ごと飲むことができます。
水溶性食物繊維は腸の働きを活発にするので、「お腹の中からデトックス」もできるのです。

甘夏で涼しげ「デトックスウォーター」づくり

夏みかんと甘夏の違い

[作り方]
1.果物や野菜、ハーブを容器に入る、適当な大きさに切ります。
2.保存する密閉容器は、熱湯消毒しておきます。
3.食材を容器に入れ、冷たいお水を注ぎます。
4.4~5時間冷蔵庫で寝かせれば完成です。
(写真は甘夏、アプリコット、レモン、ミントを使用)

果物の香りと風味がいっぱいの、「デトックスウォーター」――-これからの季節に、見た目は“涼しげ”に、中身は“たっぷり”と栄養補給してはいかがでしょうか。

甘夏と夏みかんの違い

写真・文:峰 亜美

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