夏の終わりに、みかんの島「愛媛県中島」を訪れました。

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美味しいみかんは、夏が勝負!

秋、10月くらいからみかんの収穫シーズンに突入、様々な品種を繋いで繋いで、春には花の香り。そして夏。小さなみかんの実が、梅雨の雨を受け、時には台風を乗り越え、燦々と降り注ぐ夏の太陽をいっぱいに浴び、やってくる冬の熟期に向かって美味しさをじっくりじっくり育んでいきます。

日に日に大きくなっていく緑色の果実は細い枝からたっぷり養分を取り込んでいきます。水はけの良さと太陽の光がみかんの味を決める。とにかく日照が命のみかんたちにとって、この陽ざしの強い夏ははなくてはならない大事な季節なのです。

緑のみかん島。愛媛県中島を訪れました

愛媛県中島の夏愛媛県中島

夏の終わりに、日本の果実生産量No.1の愛媛中島を訪れてみました。
畑の作業は主に草刈り。
夏の時期はとにかく草が伸びます。特に雨の後はぐんぐん草が伸び、手作業ではとてもとても追いつきません。高齢化の進む島では熱中症の危険も隣り合わせ・・・。
80代のベテラン農家さんは、朝の6時から三時間、夕方15時から三時間畑に出ることにしているとのこと。近年の猛暑は畑の作業にも大きな影響を及ぼしているようです。

朝早く、レモンとライムの苗を植えた畑を訪れてみました。暫く放っておくとすぐに草だらけになってしまいます。畑までの道は草が生い茂り、低木や蔓をかき分けるように進みます。畑の下草はとても柔らかくふんわりとしていて一歩一歩に癒しの効果がありそう。よくみると、緻密な形の葉はひとつひとつがとても美しく、思わずしゃがみ込んで見とれてしまいました。

ミカン畑で草の処理

丁寧に草をひく(むしる)作業。たちまち汗だくになり、これはとてもとても1日中できる作業ではありません。数時間がんばったところで海にドボン。広がる絶景を楽しみながら汗を流しました。

みかんの季節はこれから

さて、早ければ酸味が強くさっぱりした味が特徴の極早生みかんが10月半ば頃から出荷されます。青みかんも、随分と大きくなってきていました。

青いミカン

品種によって収穫の時期が全く違うので、畑によって実の太りかたも違いますが、もうあとは黄色くなるのを待つだけ!というように大きく育ったみかんの畑もたくさんありました。今年は夏の終わりが急で、一気に秋が来てしまったような気がしますね。これから寒い時期に向けて美味しい美味しいみかんが登場します。楽しみです!

みかんの季節はもうすぐ
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