栄養たっぷりのほうれん草、たくさん食べたいけど・・・
ほうれん草の栄養があらためてすごいや、食べて若返る?!スーパーフードほうれん草レシピの記事でも紹介している通り、ほうれん草はからだにうれしい栄養がたっぷり。季節の変わり目で体調を崩しがちな時期や、忙しくて疲れのたまる時期には積極的に摂りたい食材です。そのほうれん草、1日の摂取目標量は100~150g。だいたい、1/3束程度の目安です。
でも、お味噌汁やおひたしなどの副菜では、なかなかその量を食べるのは大変。
文豪 向田邦子も愛したと言われる「常夜鍋」
ほうれん草をたっぷり食べたい!という時におすすめなのが「常夜鍋」。
常夜鍋は、ほうれん草や小松菜、白菜などの葉物野菜と豚肉を煮ていただく鍋料理です。
名前の由来が「毎日食べても食べ飽きないから」というこの一品、その名の通り、シンプルながらクセになる鍋料理。うちの家庭では、寒くなるとかなり頻繁にテーブルにのぼります。中でも、ちょうどその時期に旬を迎えるほうれん草の常夜鍋が我が家の一番人気。
ほうれん草の常夜鍋は、文豪 向田邦子が愛した料理としても有名なのだそう。原稿の締切り後に編集者によくふるまったらしく、いまだに“向田邦子流”のレシピが残っているほど。作家の方が締切り後のクタクタな時に作れるのだから、とっても簡単です。
シンプルな材料でいくらでも食べられそう。ほうれん草の鍋レシピ
常夜鍋の材料(2~3人前)
ほうれんそう 2束
豚薄切り肉(バラがおすすめですが、他の部位でもおいしい) 300g
昆布 1/2切れ
日本酒 2~3カップ
水 3~4カップ
しょうが 1かけ
にんにく 1~2かけ
レモン 2~3個
しょうゆ 適宜
常夜鍋の作り方
① 鍋に水と酒、昆布、薄切りにしたにんにくとしょうがを入れて煮立たせる。
② ほうれん草と豚肉を入れて煮る。
③ 煮ている間につけだれを準備する。レモンを絞り、しょうゆをいれて完成。
常夜鍋は材料シンプルで、作り方は本当にカンタン
我が家では、たっぷりのホウレンソウや豚肉のほか、きのこなど他の具材を入れて楽しむこともあります。大根おろし・ごま油・しょうゆを使ったつけだれなど、鍋自体がシンプルなのでつけだれでバリエーションも楽しめます。
シンプルな材料で、簡単なのにクセになるおいしさ。
ぜひ、多忙な時期の栄養補給にお試し下さい。