ほうれん草の保存法、足がはやい悩みを解決!

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傷みがちなほうれん草を長持ちさせるには?

ほうれん草保存

寒くなってくると、葉物野菜が旬を迎えます。中でも肉厚で瑞々しいほうれん草は栄養価も高く、積極的に摂りたい葉物野菜のひとつです。しかし、葉物野菜といえば、足がはやいのが悩みの種。冷蔵庫の入れておいたら、いつの間にかしんなりしなびてしまっていた...そんな経験をお持ちの方も多いことでしょう。今回はこの時期美味しい、ほうれん草を長持ちさせる方法をお伝えいたします。

新鮮なほうれん草の選び方

野菜を上手に保存するには、まず素材選びが大切です。とにかく新鮮なものを買い求めましょう。新鮮なほうれん草の見分け方です。

新鮮なほうれん草を見分けるポイント

・葉(表だけなく裏側も)の緑色が濃いもの
・葉が肉厚なもの
・茎にハリがあり、葉先までピンとしているもの
・根元の部分が大きく、切り口が瑞々しいもの
・根元の赤みが強いもの

茎が太いものは一見食べ応えがあって美味しそうですが、成長し過ぎている場合が多く、アクが強いので避けた方が無難です。
また、全体的に黄色く変色しているもの、切り口が乾燥しているもの、しわがあるものは収穫から時間が経ち、鮮度が損なわれている証拠なので注意が必要です。また、ほうれん草の根元の赤みは寒さにさらされると強くなりますが、マンガンや鉄分が豊富で甘みも強くなっているので、積極的に選びましょう。

ほうれん草の保存方法

冷蔵保存する場合

まず一番大切なことは、乾燥から守ることです。ほうれん草は放っておくと、葉から水分がどんどん蒸発してしまいます。湿らせた新聞紙に包みビニール袋もしくは野菜保存袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で葉が上になるように立てた状態で保存します。横に寝かしてしまうことは、ほうれん草にとってはストレス状態。エチレンガスが多く発生してしまい、そのガスにより、早く傷んでしまうので気をつけましょう。冬の寒い時期なら、冷暗所でも常温保存も可能です。その際も乾燥には十分気を付け、立てて保存してください。

冷凍保存する場合

少しかさばってしまいますが、簡単&鮮度をより長く保つことが出来る方法です。まずは食べやすい大きさにカットしてから、十分に水洗いし、キッチンペーパー等で余分な水分をとります。そのままフリーザーバッグに入れ、冷凍庫へ。食べる時は解凍せずに、そのまま調理してしまいましょう。お浸しやスープであれば、沸騰したお湯の中にそのまま投入してしまえば、大丈夫。また解凍したい場合は、常温での自然解凍がおススメです。レンジを使うと、せっかくの栄養素を壊してしまうので、極力使わないようにしましょう。