「おひたし」ってどんな料理!?
ほうれん草を使った料理といえば、やはり上位に入るのは「おひたし」ではないでしょうか。その「おひたし」……どうやって作っていますか?ほうれん草を茹でて、水気を絞ってザクザク切って、お醤油をさっと回しかけていませんか!?
それはそれで手軽に作れて美味しいのですが、おひたしではなく「ほうれん草の醤油がけ」です。おひたしとは、出汁と調味料を合わせた「浸し地」に素材を浸してなじませる料理です。基本のおかずは改めておさらいすることが少ないものです。はじめての方はゆっくりと丁寧に、作り慣れている方はいつもより少しだけ丁寧に、「ほうれん草のおひたし」を作ってみませんか?
「ほうれん草のおひたし」作り方
隠れたポイントは、「ほうれん草の茹で方」です。茹で加減がほど良いと、茎にはシャキッと心地よい歯ごたえが残り、葉には「浸し地」が含まれ、美味しいおひたしができあがります。
ほうれん草のおひたしの材料
◎ほうれん草 1把
● 出汁 1カップ(200ml・かつお出汁を使用)
● 薄口しょうゆ 大さじ1
● みりん 大さじ1
◎削り節 適宜
ほうれん草のおひたしレシピ
1.鍋(orフライパン)にたっぷりの湯を沸かす。
2.ほうれん草は洗い、根元は30秒、葉先を入れて10〜20秒茹でる。
3. 冷水に取り、水気を絞り、3〜4センチ幅に切る。
4.【浸し地】鍋に●を入れ、ひと煮立ちさせて冷ます。
5.ほうれん草に浸し地をそそぎ、箸でほぐす。
6.1時間ほどなじませて、器に盛り、削り節を添える。
ほうれん草のおひたしはおもてなしにもおすすめ
出汁の香りとともに、旬の野菜の美味しさを味わうおひたし。事前に作り置いてゆっくりと味なじませるため、おもてなしにもぴったりです。菜の花、オクラ、きのこ、春菊など、素材が変わると食感や香りの違いが楽しめ、食卓に季節感もプラスされます。便利な合わせ調味料がたくさん並ぶ今だからこそ、丁寧に出汁を取って仕上げた「おひたし」のほっとする美味しさがきっと喜ばれるはずです。