味噌玉で便利な即席みそ汁を自家製で
「味噌汁ボール」とは、お湯を注ぐだけで作れる、いわゆる「即席みそ汁」のこと。市販の即席みそ汁は添加物が気になりますが、自分で作れば安心です。
冬は、旬のほうれん草を具の主役として活用してはいかがでしょうか。鉄分、βカロテン、ビタミンC、葉酸にマグネシウムなど、ほうれん草の栄養素が豊富なのは有名です。冬のほうれん草は、特に美味しくお値段もお手頃なので、味噌汁の具にぴったりです。冷凍保存も簡単なので、味噌汁ボールの具にもってこいの食材です。
2つのボールで作る即席みそ汁
今回は2種類の味噌汁ボールを作ります。1つは味噌ボール、もう1つは具ボールです。ボールを2つに分けることによって、お湯を注いだ時に溶けやすく、外出先でもあたたかいままいただけますし、味噌の種類や具のバリエーションも増やすことができます。味噌ボールは冷蔵庫で保存OK。具ボールは冷凍保存します。
味噌ボールの材料
・味噌
・粉末の出汁(ミキサーにかけた「いりこ」と「昆布」、「鰹節」など)
最初だけ……少し研究が必要です。普段使っているお気に入りの味噌で、1杯の味噌汁にどのくらいの「味噌」と「だし」が自分にとって美味しいか、調整しながら作ってみます。一度味が決まれば、あとは簡単。次回以降も決まったスプーンを使って計量すればよいのです。
① 一杯分の味噌と粉末だしをラップでボール状にくるむ。
② 冷蔵庫で保存する。
ほうれん草ボールの材料
・ほうれん草
・かぼちゃ(お好みの具、冷凍保存可能ならばなんでもOK)
① ほうれん草を固めに茹でる。水分を絞って2-3㎝にカット。
② かぼちゃを電子レンジでやわらかくし、約1㎝角にカット。
③ ラップに具を合わせ、ボール状にくるんで冷凍する。
いつでも手軽に!味噌汁ボールで時短レシピ
具ボールを作るときのポイントは、具材の水分をしっかり切ってからボールを作る事とお湯を注いだ時に溶けやすい大きさにする事です。お弁当に添えるときは、この冷凍具ボールが保冷剤代わりになります。食べる頃にはほどよく解凍され、お湯に溶けやすくなるので一石二鳥です。朝ごはん、昼ごはん、毎日のお弁当やピクニックランチのお供にまで、とても便利で、安心・安全な味噌汁ボールをぜひお試しください。
文・写真/コバヤシミズキ