生ブルーベリーが食べられるのは夏にほんの一時期だけ
ブルーベリーには大きく3つの品種があり、各品種で微妙に採れる時期が違います。生で食べれるブルーベリーは、寒冷地や高冷地で作られるハイブッシュ種と、比較的暖かいところでも採れるラビットアイ種の2種類。日本では6月~7月に生ブルーベリーを楽しむことができます。
今回取材させて頂いたのは、岩手県一関市したみち農園の及川さん。及川さんが育てているブルーベリーは、育成が難しく、水はけが悪いとすぐ枯れてしまう品種。でも、その分糖度が高く味わいがいい。そして、おいしい実が採れるのはわずか2~3週間だけ。短い!
新鮮なうちに「そのまま」食べるのがいちばん!
「旬の時期だからこそ、ぜひそのまま生で楽しんでほしいです!調理すれば鮮度の落ちたブルーベリーも楽しめるけど、この時期にしか食べられない生の味わいをぜひ楽しんでほしい。」
及川さんにおすすめのレシピを伺ったところ、開口一番こう答えてくださいました。ブルーベリーは採れたてがいちばん甘く、果実のプリプリ感が楽しむことができます。そして、時間が経つにつれてその味わいが損なわれていく。やがて1週間後には味が「ボケて」しまい、本来のブルーベリーの味ではなくなってしまうそうです。これからはブルーベリーを購入したら、なるべく早く食べようと思います。
農家のひみつレシピ。かんたんおいしい 生ブルーベリーのアイスクリーム
及川さんが生で食べきれなかった時に作る、この時期に嬉しい食べ方を伺いました。
<材料>
・市販のバニラアイス(今回はスーパーカップを使用):1個
・生ブルーベリー:ひとつかみ程度
<作り方>
1)ボウルにブルーベリーを入れ、スプーンの後ろで粗くつぶす。
2)1)に、少し柔らかくなったくらいのバニラアイスをいれて混ぜる。
3)冷凍庫で冷やし、固まったらできあがり。
農家の方にうかがったところ、ブルーベリーはアイスクリームの1/4程度の量がちょうどいいそう。バニラアイスクリームに生ブルーベリーの酸味が加わり、とてもさっぱりした味わいに。お好みでシリアルや生クリームと一緒に盛り付けると、ちょっとおしゃれなカフェ風に。簡単にできるので、夏のティーパーティーを彩る一品におすすめです。夏まっさかり、栄養たっぷりのブルーベリーをおいしく楽しんでくださいね!